出版社内容情報
桜並木に憧れて入学した海の近くの高校で、遥は二年生の春を迎えた。親友のマーリンと過ごす毎日は楽しくて平和で、恋にも満たない気持ちで憧れの先輩を眺めている。ある雨の日、水族館で同じクラスの地味め男子アルトと遭遇するが……。始業式、学食、学園祭、花火、修学旅行、球技大会。放課後に話した、クラスメイトとの他愛ない会話。誰もが大切にずっとしまっておきたい、きらめく一年間の物語。
内容説明
桜並木に憧れて入学した海の見える高校で、遥は二年生の春を迎えた。親友のマーリンと過ごす毎日は楽しくて平和で、恋にも満たない気持ちで憧れの先輩を眺めている。ある雨の日、水族館で同じクラスの地味め男子アルトと遭遇するが…。始業式、学食、学園祭、花火、修学旅行、球技大会。放課後に話した、クラスメイトとの他愛ない会話。誰もが大切にずっとしまっておきたい、きらめく一年間の物語。
著者等紹介
畑野智美[ハタノトモミ]
1979年東京都生まれ。東京女学館短期大学国際文化学科卒。2010年、地元の複雑な人間関係のなかで生きる若者たちの姿をいきいきと描いた『国道沿いのファミレス』で第23回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
90
読んでいて、照れくさくなるような青春小説だった。主人公の井上遥はごく普通の女の子。相手もちょっと地味な男の子。大きな展開があるわけでもないけれど、遥の心の変化や葛藤、言葉では表せないアルトに対する想い。それがとても丁寧に描かれ、心のときめきが伝わってきて、何だか学生の頃の気持ちを思い出していた。好きな所や良い所を見つけようと思っても思い付かないけれど、それでも一緒にいたい。もっと話していたい。そういう遥の気持ちにとても共感した。ジェネレーションギャップを感じるけれど、爽やかな印象を残した作品だった。2022/04/09
おうち時間
47
高校2年生の帰宅部の女子遥とマーリン、そしてクラスメイトで考古学部の男子アルトとバンちゃんの仲良し4人組の青春物語。読み始めは少し退屈なお話だな…なんて思ってしまったけど、花火大会でアルトが遥にいきなりキスした場面からこの2人の恋の行方に目が離せなくなりました。花火大会、文化祭、修学旅行、球技大会。高校生活にはどれも欠かせないイベント。気になる人がいたら気合いも入りますね。読んでいたらいつの間にか自分も高校生に戻ってました(笑)卒業後はみんなバラバラになるかもしれないけど、この4人の関係は何だかいいな~。2023/08/09
アマンダ
12
カドブン夏押しから…。アオハル最強!! メッチャ瑞々しくてキュンキュンしちゃったわ。2023/09/03
かもめ通信
12
#カドブン夏推し2023 行ったよねえ!クラスメートと夏まつり!と、昔々のほろ苦い思い出を思わず頭の引出からひっぱりだしてしまうのもお約束!2023/06/09
こばゆみ
11
少女漫画をノベライズしましたって感じの、高校生の恋愛模様。やっぱり高校生の恋愛と社会人の恋愛は別モノだなぁとしみじみ。好きだと思ってもなかなか踏み切れない葛藤は、とうの昔に忘れました(笑)。2022/04/30
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