出版社内容情報
大鳳吼は九十九三蔵とともに、織部深雪を拉致した謎多き集団、ルシフェル教団のアジトに潜入。深雪の姿を認め無事を確かめるが、直後、庭で“あの”菊地と対峙することに。一方、九十九を追ってきた龍王院弘は、宿敵ボックに出くわし、拳を交える。さらに舞台は時代をさかのぼり、遠く吐蕃に転じる。幼き日のテンジン・ツォギェルに師のバグワンが語ったのは、キマイラの秘密につながる外法絵についての物語だった――。
内容説明
大鳳吼は九十九三蔵とともに、織部深雪を拉致した謎多き集団、ルシフェル教団のアジトに潜入。深雪の姿を認め無事を確かめるが、直後、庭で“あの”菊地良二と対峙することに。一方、九十九を追ってきた龍王院弘は、宿敵ボックに出くわし、拳を交える。さらに舞台は時代をさかのぼり、遠く吐蕃に転じる。幼き日のテンジン・ツォギェルに師のバグワンが語ったのは、キマイラの秘密につながる外法絵についての物語だった―。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、小田原生まれ。東海大学卒業。『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞、『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞、『大江戸釣客伝』で第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、第46回吉川英治文学賞を受賞。2017年に第65回菊池寛賞、第21回日本ミステリー文学大賞を受賞。18年には紫綬褒章を受章した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なつみかん
10
大鳳に哀しみとシンパシーを感じている菊地も(この先演じる役回りに期待できる)好いのだが、やっぱり弘vsボックのリベンジマッチかな!2021/11/03
黒蜜
1
また…。消化不良だわ。話が進まないじゃん!因縁の龍王院弘とボックの一戦は作者にしたらひろしなみに書きたかったシーンかもしれんが、もうそういうところに長々と浸られるテンションじゃないわけ!後半の赤のエピソードも後半まるっとかけて描写すること必要?よっぽど深雪救出とか大鳳と菊池の対峙とか読みたかったわ…。 2021/10/31
fap
0
過去から伸びる細い枝が集まって現代の太い幹となる と思っていたのだがどうにもこうにも。 事あるごとに時を遡る展開に読み疲れる。 結局赤い人は現代の何処かで生きているのかね。 自分の姿を描いたことはわかったが、やり方はどこで学んだのだろうか。 2022/05/15
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