出版社内容情報
美桜は100万回生きている。さまざまな人生を繰り返し、今は日本の女子高生。終わらぬ命に心が枯れ、何もかもがどうでもよくなっていた。あの日、学校の屋上から身を投げ、同級生の光太に救われた瞬間までは。「きみに生きててほしいんだ」そう笑う光太に美桜はなぜか強烈に惹かれ、2人は恋人に。だがそれは偶然ではない。遙かな時を超え、再び出逢えた運命だった──。100万の命で貫いた一途な恋の物語。
内容説明
美桜は100万回生きている。さまざまな人生を繰り返し、今は日本の女子高生。終わらぬ命に心が枯れ、何もかもがどうでもよくなっていた。あの日、学校の屋上から身を投げ、同級生の光太に救われた瞬間までは…。「きみに生きててほしいんだ」そう笑った光太に美桜はなぜか強烈に惹かれ、ふたりは恋人に。だがそれは偶然ではない。遥かな時を超え、再び出逢えた運命だった―。100万の命で貫いた一途な恋の物語。
著者等紹介
七月隆文[ナナツキタカフミ]
大阪生まれ。ライトノベル、一般文芸などジャンルを超えて幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mae.dat
270
100万回かぁ。1回辺り平均65歳程生きたとすると6500万年分。新生代を丸々カバーできるのぅ。って思ったら、2500年前が始まりとな。100万を単純に按分すると1回辺りの生が1日程度になっちゃうよ🤔。そしたら1回の人間としての生は20年間とちょっと。だとっ。人以外の生物であった事もあるらしいけど、同じ時期に複数の人格が重複して存在していたって事かな。って、設定がガバいと要らない所に脳のリソースが持って行かれてしまうのぅ😞。なにか100万回に拘る意図はあったかな〜。2025/03/05
茜
137
輪廻転生を100万回も繰り返して、その間もずっと誓った愛を持ち続けることは、とても難しいことだと私は思う。読み終わりはジーンと余韻に浸り三つの物語を噛み締めた。どちらかと言うと私はファンタジーは読まないけれど、この位のファンタジー要素は気にならずスラスラと読めました。ハッピーエンドで良かった。きっと「きみ」もそう思っているはずだよね。2021/11/07
美紀ちゃん
97
何度も生まれ変わる、愛する2人。ロマンチック風に描かれている。あまり考えないで読めばうっとり作品なのかもしれないが、、、。 えっと、単純計算で20年生きるのを1回としてそれを100万回なので2000万年前から生まれ変わり?ちょっとよくわからないけど 石器時代とかよりもっともっと前のなんちゃら原人みたいなのより前かもしれないと考えると、あれ?ってなる。恐竜いた?毎回人間として生まれてきたわけではなく動物の時もあったらしいので、もっと寿命は短いとしても計算がわからないけど 2500年?合わない?地球の話?ん?2021/10/11
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
89
タイトルに惹かれて久しぶりに七月さん作品読了。恋愛要素はもちろんあるけど、なんだかそこに重きを置いていると言うよりかはファンタジー要素が強くて、おぉ..となりながら読み切った。涙脆い私が泣かなかったのでまぁそういうことかな(?)タイトルが良いんだけど、読んでみると“100万回”にこだわる必要ないのでは?とも。100万回生きたのって結局..。2025/04/23
ひさか
85
2021年8月角川文庫刊。書き下ろし。思い返すととてつもなく深い話でジーンと来ます。構成と展開がもう少しなんとかならんかったのか!と残念に思うところもありますが、後ろ1/3で語られる二人の行末と謎と呪いと運命と消えたハルカのストーリーが壮大で楽しい。2022/06/16