出版社内容情報
やくざ者の蓮八は遊女に身を落とした幼なじみを助けるため、無宿人たちの賭場を急襲した。報復のために差し向けられたのは、謎に包まれた無敵の殺し屋・夜汐。蓮八は身を隠すため、新選組隊士となるが……。
内容説明
幕末。やくざ者の蓮八は遊女に身を落とした幼なじみの八穂を救うべく、賭場を急襲して大金を強奪した。報復として差し向けられたのは、伝説の殺し屋「夜汐」。危険を感じた蓮八は新選組に身を隠すが、八穂からの手紙を受け取ったことで、命がけの脱隊を決意する。京から江戸へ。出口の見えない修羅場をくぐり抜け、蓮八は八穂のもとにたどり着くことができるのか。激しく交錯する人々の生死を描ききった、激烈なる時代小説!
著者等紹介
東山彰良[ヒガシヤマアキラ]
1968年台湾生まれ。2002年、「タード・オン・ザ・ラン」で第1回『このミステリーがすごい!』大賞銀賞・読者賞を受賞。03年、同作を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で作家デビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞、15年『流』で第153回直木賞、16年『罪の終わり』で第11回中央公論文芸賞、17年刊行の『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞小説賞、第3回渡辺淳一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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