角川文庫<br> 怪奇小説集―共犯者

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角川文庫
怪奇小説集―共犯者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041116388
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

霧深い冬のリヨンで実際に起きた、不可解な殺人事件をもとに綴る「ジャニーヌ殺害事件」。夫の死を無意識に願う妻の内面に、じわじわ恐怖を誘われる「共犯者」。屈折した女の復讐心を精緻に描く「偽作」。骨董品蒐集に取り憑かれた人間の狂気を皮肉な筆致で描く「憑かれた人」など、9篇。著者ならではの鋭い観察眼で、人間の深層心理の陰影を描く秀逸なミステリー集。

内容説明

幼い娘はなぜ死んだのか―?夏のリヨンで実際に起きた、不可解な殺人事件を鮮やかに再現する「ジャニーヌ殺害事件」。夫の入院を機に、その死を無意識に願うようになる妻の心の動きに不安を掻き立てられる「共犯者」。野心的な作家の屈折したプライドと密かな復讐心を、夫の視点から描く「偽作」など9篇。著者ならではの鋭くこまやかな観察眼で、人間の心に潜む闇を容赦なく炙り出す、極上のミステリ&サスペンス短篇集。

著者等紹介

遠藤周作[エンドウシュウサク]
1923年東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。リヨン大学に留学。55年『白い人』で第33回芥川賞を受賞。66年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞受賞他、数多くの文学賞を受賞。96年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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活字の旅遊人

47
令和三年八月に新しく編集された短編集。没後二十五年、さすがの人気。帯には、「もうひとりの遠藤周作」とあるが、リヨン留学、長崎取材やキリシタン探求、寂しそうな外人、インドと生命など、遠藤周作の作品そのものというネタでありストーリーだと僕は思った。それらが絡まない「共犯者」「幻の女」「偽作」の三つも読んでいてワクワクとハラハラが交錯する楽しさを味わえた。最後の「娘はどこに」は、昨今のテレビ番組とその影響を考えるのにはもってこいの内容。息子さんが某民放の社長な訳で、なかなか強烈な皮肉的メッセージだと思った。 2021/10/30

たぬ

37
☆4 9編。こんなタイトルだけど幽霊譚ではないです。人間のちょっとした思い込みが招く混乱とか葛藤とかそっちね。キリスト教を見つめた長編も読みごたえがあるけどこういうミステリータッチの短編も好きだな。テレビ番組のヤラセに悩む「娘はどこに」が一番印象に残った。「偽作」「憑かれた人」も好き。2022/05/30

Kouro-hou

24
遠藤周作 怪奇小説集3冊の2冊目。怪奇の意味はかつての広い意味での怪奇で今日のホラーテイストとはちと違う。特に有名な「蜘蛛」などが1冊目に行ってしまっているので、その続きを期待するとまた違ってしまうw なんかちょっと後味悪いな、とかハッピーエンド(主人公に限る)とか、なんかヤバいことになってるかもしれないがまあいいかwとかが多め。たださすが遠藤周作、文章はきれいで山もありオチはアレでも読ませるんである。戦中戦後が舞台だったりしても案外内容は現代的だったりして普遍的で色あせない。2023/03/12

翠埜もぐら

17
「怪奇小説集」なのか?「不条理」と言う訳でもなし。「ミステリ・サスペンス」と言うことになっていますが、「怪奇」に分類するんだ・・・? ただどれも非常に短い作品で読みやすいのに、引き込まれて、そしていやーな気分になりました。人間関係がね、嫌な感じなんですよ。狐狸庵先生がこんな小説書いてるとは思いもしませんでした。語り口は好きなんですが。後口が悪かった。2021/12/05

うーちゃん

17
図書館の新刊コーナーで見つけました。今でも新装されるとはさすが。奇妙な話ではあるが、ホラーとは少し違うかな。不思議な巡り合わせとか、人間の黒さとか邪智深さを描いたものが多かった。好きでもない女の子を妊娠させてしまい、空襲による彼女の死をうっすらと望んでしまう男・・「蟻の穴」が、なんとも厭な感じで良かったです。2021/11/28

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