角川文庫<br> 怪奇小説集―蜘蛛

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角川文庫
怪奇小説集―蜘蛛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041116371
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

深夜胸をしめつけられるような息苦しさに襲われたルーアンのホテル、真夜中の階段を登っていく何者かの足音が聞こえるリヨンの学生寮、三浦朱門とともにうなだれた人影を見てしまった熱海の旅館――3つの怪現象をつづる「三つの幽霊」。6月の雨の中、夜道を疾走するタクシーで、どこか違和感のある運転手が突然話し始めた奇妙な話とラストに震撼する「蜘蛛」、夫に殺される予知夢におびえる女性を襲う、ある恐ろしい出来事を描く「霧の中の声」など。「人一番怖がりだった」ことで有名な著者が贈る、世にも不思議な、背筋が凍り付く14話の恐怖譚。

内容説明

人一倍怖がりな著者が、フランスと日本で遭遇した3つの怪現象とその恐怖を、迫真の筆致でつづる「三つの幽霊」。写真に写るたび、なぜか自分の顔に奇妙なアザが浮かび上がる―古道具屋で購入したカメラを巡る謎を追う「黒痣」。雨の夜、タクシーの同乗者が突然始めた不気味な話にゾワリ鳥肌が立つ「蜘蛛」など15篇の恐怖譚。“怖すぎて忘れられない1冊”と、ホラーをこよなく愛する作家たちが絶賛する不朽の名作が、新装版で登場!

著者等紹介

遠藤周作[エンドウシュウサク]
1923年東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。リヨン大学に留学。55年『白い人』で第33回芥川賞を受賞。66年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞受賞他、数多くの文学賞を受賞。96年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

88
標題作について。情景がリアルにイメージ化できてしまう記述が素晴らしくもリアルに恐ろしいです。流石著者の筆力!って、ホラーも描かれていたのですね。2023/06/30

活字の旅遊人

46
「共犯者」の方を先に読んでしまったが、こちらの方が怪奇具合が強い印象。飽きさせない配列で短編が並ぶ。それは、遠藤周作自身の体験談から入る。リヨンの話は「共犯者」にもあったが、熱海の話はかなりゾクゾクできた。そこにユーモアを挟んでいくのも、流石。それ以外の作品も怪奇ものとしても、社会派小説としても読める良作揃い。偽作家ネタが二編あって、人気作家の心の叫びではないかと感じた。あとは帰還兵ネタもよい。時代を感じるとともに、日本人としては忘れてはならない話だと思った。マイベストは、「鉛色の朝」。2021/11/04

かんらんしゃ🎡

43
恐いと言ってもいろいろ。科学で説明つかないもの。危害を加える生き物。人の業の恐ろしさも。この本にはそのいろんな怖さがある。中にはだまされたーって笑っちゃう話もあって、まあ書いてるのが狐狸庵先生だもんね。どんなにルポ風に書かれていても、化かされないよう眉唾で読まなくちゃ。2021/11/18

そふぃあ

27
エッセイ調の「三つの幽霊」や、読者や知人の投稿を元にした「針」「ジプシーの呪」など、怪異がテーマの短篇集。遠藤周作といえばキリスト教をテーマにした作品のイメージが強くて、こういうホラーテイストな連載を文芸誌に載せていたのは知らなかった。そしてコミカルな感じも意外。幽霊屋敷探検ネタは今も昔も人気なんだなあと思った。妻子が絡む話は生活苦が生々しく感じて少し苦手。「あなたの妻も」は本当にゾッとした。2021/12/18

Saku

22
小学生の頃、担任に遠藤周作の『蜘蛛』という話は不気味で怖いと聞かされていたのを思い出した。確かどこかで読んでいるのだがどこでだったか思い出せない。全体的に固有名詞が具体的であるためか妙に生々しい。熱海の件とかカメラの件とか思わずネットで検索してしまった。怖さよりも身近に起きたらヤだなと思うような話が多かった印象。 2023/05/30

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