出版社内容情報
ひとり旅、勇気を出していってみたら、そこは知らない世界が広がっていた!
内容説明
都内に住む24歳の梶倉日和は、人見知りで、会社でも叱られてばかり。同僚の後押しもあり、気分転換に勧められたひとり旅におそるおそる挑戦してみる。まずは、日帰りができる熱海へ。神社を訪れ、茹で卵の味に舌鼓を打ち、干物の味に感動。さらに思わぬ出会いが!ひとり旅の魅力にひかれ、佐原、仙台、金沢、福岡へと足を延ばしていく。少しずつ成長していく日和の姿は、仕事にも影響し始めて―旅をして、知らない自分と出会おう!
著者等紹介
秋川滝美[アキカワタキミ]
2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。同年10月、『いい加減な夜食』(アルファポリス)にて出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
245
自称“人見知り女王”の日和が、ひとり旅を重ねるにつれて成長していく物語。観光や食の描写よりは、旅の行程の描写に重きを置いてる感じ。そのせいか、予期せぬ出来事とか、旅の臨場感がすごいね。日和の場合のアクシデントは、もっぱら疲れて寝坊が多いけど…。なんだかんだで日和は良き先輩に恵まれ、良き出会いもあり、この先、日和が旅を通して、どう逞しくなるか楽しみ。ひとり旅もいいけど、俺のそばにパートナーがいるから、パートナーと一緒に旅に出て楽しみたい。物語を通して旅はいいものだと改めて思った。2021/12/09
とし
127
ひとり旅日和 1巻。旅行に行きたくなりますね。2023/05/04
あすなろ
116
1人旅は1人になる為の旅。人見知り女王を自負する主人公が少しずつ殻を打ち破り、1人旅に出て得られたものは…。とても僕にとっては愉しい1人旅のお供となった。出張帰りにわざと居残り、僕は1人旅を愉しむ事がある。その理由は仕事疲れの癒やしも当然なのだが、1人になり我を取り戻す作業なのだろうと思っている。そうした感に合う彼女の仙台・金沢・福岡への旅。どれも僕が良く知り、数え切れない程行き、1人も多い所で好きな街。新たな発見もあったが、今こうして読むと仙台に一番惹かれた。今、一番行きたい所なのかも。続編期待します!2023/04/23
のんちゃん
85
24才東京在住の会社員、日和は極度の人見知りで会社でも自信がなく失敗も多い。そこに彼女を標的にする意地悪上司もいて落ち込む日も多い。その彼女に別の上司や先輩が一人旅を勧める。かくして日和は一人旅を始めるという話。とにかく登場する観光地や食べ物に惹かれる。日和は自信がないけど、スマホを駆使して目的地迄行かれるのが凄い。私もやってみたいが、方向音痴の私は自分の住まいの東京内位しか無理だ。でも、コロナが落ちついたら、また、是非、旅をしたい。今迄で一番、旅情をかき立てられた作品だ。2022/08/07
やなぎ
72
再読祭を終えて、未読本の中からさてどれを読もうかな、と選んだのがコチラ。気候も良くなったし、旅に出たくてムラムラしている僕にはピッタリ。主人公は地味なOL。旅慣れている先輩に背中を押され、一人旅を始める。徐々に慣れて旅のレベルを上げていく話。数ヶ月前にたまたま行った千葉の佐原が出てきてビックリ。各地の見どころや名物料理に、行きたくなるのは確かだ。僕は割と楽しめたが、なんだか日記を読んでいるみたいな、ただの旅行記みたいな、盛り上がりの無さ。ミステリじゃないから事件を求めてはダメか(笑)。70点。2022/10/14
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