アナベル・リイ

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アナベル・リイ

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  • サイズ 46判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041115466
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

怯え続けることが私の人生だった。
私は今も、彼女の亡霊から逃れることができないのだ。


1978年、悦子はアルバイト先のバーで、
舞台女優の夢を持つ若い女・千佳代と出会った。
特別な友人となった悦子に、彼女は強く心を寄せてくる。
しかし、千佳代は恋人のライター・飯沼と入籍して間もなく、
予兆もなく病に倒れ、そのまま他界してしまった。

千佳代亡きあと、悦子が飯沼への恋心を解き放つと、
彼女の亡霊が現れるようになり――。

内容説明

怯え続けることが私の人生だった。私は今も、彼女の亡霊から逃れることができないのだ。1978年、悦子はアルバイト先のバーで、舞台女優の夢を持つ若い女・千佳代と出会った。特別な友人となった悦子に、彼女は強く心を寄せてくる。しかし、千佳代は恋人のライター・飯沼と入籍して間もなく、予兆もなく病に倒れ、そのまま他界してしまった。千佳代亡きあと、悦子が飯沼への恋ごころを解き放つと、彼女の亡霊が現れるようになり―。

著者等紹介

小池真理子[コイケマリコ]
1952年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞、21年に日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

256
小池 真理子は、新作を数十年に渡ってコンスタントに読んでいる作家です。著者の最新作は恋愛幽霊譚、雰囲気は味わいましたが、傑作ではありません。「アナベル・リイ」が、エドガー・アラン・ポーの詩だとは思いませんでした。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/81482022/08/14

パトラッシュ

190
あまりに激しい愛に嫉妬した天使に殺されるアナベル・リイを舞台で演じた千佳代は、実生活でも男では飯沼を、女は悦子を愛した。飯沼と結婚し悦子を親友にできて幸福の絶頂にあったが、ポーの詩と同じく急死してしまう。魂が引き合うほど愛したかったのに引き離され淋しい墓に埋葬されてしまった千佳代は、死霊となって悦子の前に現れる。飯沼に気のあった多恵子と順子を消し去り、自分が愛した2人を結びつけて無念を晴らそうとしたのか。ただ、明らかに妊婦である装画は飯沼の子を産めなかった千佳代の肖像であり、悦子の妊娠を許さなかったのだ。2022/11/02

青乃108号

179
哀しい女の幽霊譚。生前の彼女は薄幸で、人を好きになるのも愛する事もただただ不器用で一生懸命で。たった一人友達になれた女と、たった一人愛した男の傍を死んだ後も離れられず、漂い続ける。哀しい女の幽霊譚。【アナベル・リイ】の芝居を必死で演じ切って、大根役者と酷評されて。たった一人愛した男と結ばれてこれからという矢先に病に倒れそのまま急死。彼女は男と女の傍をいつまでも去る事が出来ず傍に居続ける。ああ、なんと哀しい女の幽霊譚。静かな、静謐な読後感が何とも言えず良かった。2023/02/09

ちょろこ

149
淡い、美しい一冊。居る、ずっと居る。怯える、震える。その繰り返しの瞬間を淡く美しく表現した怪奇の世界。ちょっとした情景描写がスッと沁み込んでくるのを味わえる。そしてスッと背筋に入り込む微風のような怖さ。もう静寂と共にその世界しか存在しないような感覚にさせられる。無邪気だった彼女の心が見えた時、今度は仄かなせつなさがスッと胸を撫でる。これが彼女なりの想いの漂わせ方、遺し方、縛り方なんだな…と。まるで有終の美を飾るかのような微笑みを感じ、扉を閉めるしかない抗えない恐怖と美で落とし込んでくる読後感がたまらない。2022/09/27

とん大西

135
湿っているようでいて渇いているようでもあり…。なんとも気だるい読み味。が、それはそれで嫌いじゃない。若くして病死した知佳代の亡霊。恐怖ではあるが、同時に淡く儚く甘美すら招く。悦子が手にした幸福と不幸。年月を経て恐慌は妖艶に昇華する。2022/10/01

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