出版社内容情報
隠居して倅に家督を譲った藤村・夏木・仁左衛門の古馴染み3人組は、豊かな老後を過ごすため〈初秋亭〉というよろず相談所を開いた。積み重ねた経験を武器に町のトラブルを解決する3人の元には、ひっきりなしに依頼が持ち込まれる。小間物問屋の主人は、倅がお面を付けて外さないという、奇妙な相談を持ち込んできた。円熟した洞察力と衰え知らずの体力は江戸の頼みの綱だ! 読めばスカッと爽快、斬れ味抜群の時代小説。
内容説明
隠居して倅に家督を譲った藤村・夏木・仁左衛門の古馴染み3人組は、豊かな老後を過ごすため“初秋亭”というよろず相談所を開いた。積み重ねた経験を武器に町のトラブルを解決する3人のもとには、ひっきりなしに依頼が持ち込まれる。小間物問屋の主人は、倅がお面を付けて外さないという、奇妙な相談を持ち込んできた。円熟した洞察力と衰え知らずの体力は江戸の頼みの綱だ!読めばスカッと爽快、斬れ味抜群の時代小説。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tama-nyan
1
鮫蔵、意外と手間くってるなぁ。続編読んでてもげむげむの正体にはビックリ!2025/02/05
なんてひだ
0
大江戸定年組に新大江戸定年組に、まるで計っているような連続性、という事で続けて読みます。もはや安定の深川の街並みに藤村夏木仁左衛門が出ている。文末に鮫蔵が語られるのも変わった趣向で良いかと しょっ引くほどではない事件と解決とで 人が死ぬとかないのがいい1番良い。同郷と知って尚更に読むスピードが増えた風野真智雄さん。良いですね。未だに理解してないですが、新大江戸と大江戸と何が違うってこと、時系列なのかな〜2023/03/15
goodchoice
0
問題の解決に一ひねりするところが楽しい。まさに切れ味抜群。2023/03/13