角川ホラー文庫<br> ふしぎな話―小池真理子怪奇譚傑作選

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角川ホラー文庫
ふしぎな話―小池真理子怪奇譚傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041115220
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

日常の中にふと忍び込む死の影、狂おしいほどの恋に潜む崩壊の予感、暗闇に浮かび上がる真っ白な肌……。著者が紡ぐ美しくも恐ろしい世界を、エッセイから小説まで見渡して厳選した、これまでにない傑作選。

内容説明

死者が見える少女のとまどいと成長を描く「恋慕」に始まる連作3篇。事故で急逝した恋人の同僚と話すうち、ざらついた違和感を覚える「水無月の墓」。恋人の妻の通夜に出ようとした女性が、狂おしい思いに胸ふさがれる「やまざくら」など小説ほか、幼い頃家で見た艶めかしい白い足、愛猫のかたちをした冷たい風―日常のふしぎを綴るエッセイを加えた全13篇。恐怖と官能、ノスタルジーに満ちた小池作品の神髄を堪能できる傑作集。

著者等紹介

小池真理子[コイケマリコ]
1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で第42回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、96年『恋』で第114回直木賞、98年『欲望』で第5回島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で第19回柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で第62回芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、13年『沈黙のひと』で第47回吉川英治文学賞を受賞。著書多数

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。「幻想文学」「幽」編集長を歴任。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)の他、編纂書も。「怪談えほん」シリーズの監修も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

127
至福のひととき、の一冊。怪奇譚傑作選とあって、さすがのうっとりするほどの粒ぞろい。エッセイから始まる構成も良い。まるで静かで幻想的な世界への招待状だ。いざなわれた数々の怪奇譚は静けさをベースにしっとりと読ませてくれるのがたまらない。物語の中に流れている現の時間に違和感なく溶け込んでいるかのような不思議な時間。それが時に哀しみを携えながら、自然と自分の時間に沁み入ってくる感覚は至福のひととき。これに尽きる。著者あとがきもまた読ませてくれる。なるほど。「律子慕情」がふと、小池さんの心に遊びに来たに違いない。2022/03/22

佐島楓

65
エロスとタナトスに満ち満ちた世界。狂おしい愛情があるからこそ、想いがその場にとどまり、不思議を見せる。それは神秘的でさえある。言葉を自然に重ね綴るだけで、このような世界観を作り出してしまえることにいつも驚きと喜びを感じる。2021/12/09

ミッフー

63
しっとりと水無月に咲く紫陽花如くの小池ワールドに浸りたく、その上何と角川ホラー🥶読まないわけにはいかないっしょ👍と読んでみた📖あれっ💦何だか以前読んだような🤔そうそう、以前に読んだ律子慕情の引用本じゃん🤣まあ内容はすっかり忘れてたのでそれなりに楽しく読ませて頂きました😅ホラーといっても全く怖さはなし❗️むしろ別世界に行ってしまった懐かしい人達なら幽霊でもいいから会いたくなる、ましてやその人達が単なる知り合いではなく想いを抱いた人であったならば😭でも極力そんな寂しい体験はしたくないけどね😢2022/02/13

キンモクセイ

55
小池さんの描くホラーは美しい。ここまで美しくて不思議な話は他にないと思う。〝恋慕〟叔父が二十九歳で能登の旅館で首を吊った。私は叔父が好きだった。でも叔父が想いを寄せていたのは私の母だった。あれだけの美青年なのに女性の影がなかった。母と叔父の他愛のない会話であの艶っぽく妖しい雰囲気をだす声に小学生の私が到底真似などできなかった。あの夏の日、叔父が来ていることに気づいた。怖さと悲しさと懐かしさが混ざった感情で金縛りにあった。叔父は母に対する想いを胸に秘め、洗濯を干す母のすぐ側にいたことを私は黙っていた。2022/06/18

モモ

51
沼に沈んだような、じんわりと怖い一冊。母を慕う魅力的な伯父。死して後も思いは変わらず。家庭教師の男性と亡くなったマシュマロのような雰囲気の婚約者。自分がいつのまにか亡くなっていて、幽霊になっているなんて怖すぎる。2022/06/14

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