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出版社内容情報
1983年に公開された「宇宙戦艦ヤマト 完結編」から、四半世紀の時を経て、2009年に公開された「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」。この間を描く新作オリジナル小説がついに発売。激戦の末、アクエリアスの海に轟沈した宇宙戦艦ヤマト。それから12年、古代たちは未知の敵に遭遇する……。
梅野隆児のイラストを本文中の挿絵だけでなく、カラーピンナップでも掲載。
さらに西川伸司による「メカニックファイル」も収録しています。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
尚侍
6
ものすごく面白かった。これは往年のヤマトファンには間違いなく刺さる展開だと思います。完結編でヤマトがアクエリアスで沈んだ後の話というだけで涙が出てきますが、その後の展開もお見事でしたね。科学面からの説明が適切だったことに加えて世界観もうまくアップデートできていたので、今の目で見ても違和感を感じないのは良かったですし、そんな中でも適度にヤマトらしいゆるさというか、そうはならんやろというあたりもきちんと再現されていて、ヤマトはこういうのでいいんだよこういうのでと膝を叩くことしきりでした。非常に面白かったです。2025/04/09
へ~ジック
5
旧作ヤマトの世界線。この小説の主人公艦は宇宙砕氷船<氷華>!哀しみを乗せたこの船が、地球の新たな衛星<アクエリアス氷球>を駆け巡り、人々のヤマトへの想いを繋ぎ、そしてヤマトから雪の結晶の様に広がる絆の輪が地球人類を救う。最期に花と散るこの船が、とても愛おしかった。2025/01/10
hiyu
5
今のリメイクシリーズはそれ自体興味深い。だが、リアルタイムで完結編まで追いかけた立場からすると、復活編の続きも早く見たい。同時にその前に本エピソードがあったならとも想像してしまう。沖田に対する古代の心情が痛いほど伝わってきた。2024/11/17
アオイ模型店
4
完結編と復活編の間をつなぐミッシングリンク的小説。古代と雪、そして復活編に登場した二人の娘美雪を中心に、真田や大田といったメインクルーだけでなく、北野、坂本など本編では冷遇されたサブキャラクターがメインで活躍する一方、大村など復活篇から登場したキャラクターとの出会いが描かれています。 これだけの設定が当時あれば、復活篇ももう少し違った内容になっていたのではないかと思うと少し残念でもあります2022/09/27
RX93
2
▼「薄く光る氷結晶の被膜に包まれた沖田の遺体は、美しいままだった。十二年の月日が流れたことなど、まったく感じられない。時の流れが結晶化したかのように。沖田を見つめる古代の目には熱いものが溢れ、心の中で「お父さんー」そう呼びかけた。」▼「ねむるべき時、ねむるべき場所で、人は自分の命を終える。それが自然なことなんだとお父さんは思う。」2025/01/13