角川文庫<br> くらやみガールズトーク

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角川文庫
くらやみガールズトーク

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041114353
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

なんだろ? この不平等感! そろそろ口に出してもいいんじゃない? 『わたし、定時で帰ります。』の著者が放つ、女子たちの本音満載の物語。例えば――。
女性には”もやもや”がつきものだ。たとえば何回か来る人生の通過儀礼。結婚では夫の名前になり、旧姓は消えてしまう。義理のお母さんから孫を早く生んでと言われる。けれど嫁だから、夫の実家をたてて、自分の本当の気持ちはしまい込む……。最初はちょっとだけのがまんのはずが……。出産、親の痴ほう、失恋、引っ越しなど、人生は常に変わっていく。大小問わず、ふいに訪れる人生の節目で、これまで築いてきた人間関係は変わってしまう。どうして、女性ばかりがそれらを全部背負わなきゃいけないの。普段、人に言えずしまい込んでいる嫌な気持ちを、見つめ、解放してくれる物語の数々。くらやみから聞こえてくるのは――女子たちの本音。私たちはもう一度、生まれ変わる。解放される。自分のために!すべての戦う女性たちのための応援歌!

内容説明

小さい頃から「女らしく」を押しつけられてきた―。そもそも時短や子育てを求められるのはどうして女ばかり?結婚では夫の名字になるのはどうして?恋愛、引っ越し、結婚、出産、子育て、親の介護など、人生の節目で変化する人間関係の中で、女性たちが人に言えず背負い込んでいる気持ち―くらやみから届く女子たちの本音の物語。私たちはもう一度、生まれ変わる。社会の“不平等”と戦う女性たちを解放する応援歌!

著者等紹介

朱野帰子[アケノカエルコ]
東京都生まれ。2009年、『マタタビ潔子の猫魂』で第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

240
タールの様に、漆黒でどろっと粘る様な女性たちの暗黒面。それを描いた短編8話。ただ内から湧き上がるで無く外環境。周りの人に影響を受けてます。自分ではどうしょうもない事もありましたが、そんな人間関係ならさっさと縁を切って、環境を再整理した方が良く思うのですけど。女性らしいと言うか、その影響下から逃れられない様でね。自分を殺しちゃうのね。辛い。2話目の『花嫁衣装』って話がね、主人公はじめ、誰の名前も出てこなくてね。それが異様な空気感も更に齎している様でした。ラストの『帰り道』はなんか不思議。そう言う事なのかな?2022/12/19

さてさて

158
『日本の花嫁衣装が白なのは、一度死んで、婚家の人間として生まれ変わるという意味がある』。そんな言葉の先に『結婚前の私はもういなくて…』という思いに囚われていく主人公の『私』。そんな作品では”女子たちの本音満載の物語”が”怪談”の中に描かれていました。男性と女性の視点を絶妙に対比させながら同じ事象がどう違うかを見せてもくれるこの作品。『藁人形』など”怪談”らしく背筋をゾクっとさせられる短編も折挟まれたこの作品。思った以上に様々な場面を描く一気読み必至の物語展開に、ハマる人にはベタハマりな作品だと思いました。2022/12/19

azukin2

40
『わたし、定時で帰ります。』の朱野帰子さんだからてっきり痛快なガールズトークが読めるんだと思ったら…ホラーだった〰️。オドロオドロしいホラーじゃなく、人間のいや女性の内面的な暗い部分?怖い部分かな比喩的な表現が多いからどうとっていいのかなからないとこもあったけどこれは独身女性が読むと結婚したくなくなるような話だった。八つの短編の中で「花嫁衣装」と「藁人形」が好み。結婚、妊娠、子育て…。みんな自分を一度殺しながら生きて行くことらしい。こわーい。2022/09/29

Kanonlicht

33
結婚や出産、子育て、女性にとってのライフイベントは、ある意味で新しい自分に生まれ変わること。といえば聞こえはいいけれど、それは好むと好まざるとにかかわらず、それまでの自分の「死」を意味する。人によっては恋愛だったり、近親者との別れ、引っ越しでも似た感覚を得るかもしれない。この短編集は、そんな女性たちの「転生」にまつわる奇妙な物語が描かれる。確かにこれを怪談ととらえる向きもあるかもしれない。でも、せつない気持ちになる話が多かった。「子育て幽霊」「変わるために死にゆくあなたへ」が好き。2024/04/19

さくら★もち

33
女の傍らにあり続ける「女性としての役割にかけられた呪い」がホラー仕立てで描かれた短編集。この作品に登場する男性陣はあまりにも理解がなく自己中心的だし、女性陣は我慢しすぎていて、読んでいて強く不快感を感じるものが多かった。恋愛、結婚、出産、子育て、親戚付き合いや介護など変化していく日々に、女性には常に柔軟な適応能力が求められている。でも実際は性差や年齢関係なく誰もがライフステージの変化には戸惑うのだということを頭に置いて、自分を追い込みすぎず感情の逃げ道を作りながら日々を過ごそうと思う。2022/06/12

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