出版社内容情報
BSグループ会長の遺言で、新会長の座に 就いたのは25歳の川本咲帆。しかし、帰国し た咲帆が空港で何者かに襲われた。大企業に潜む闇に、片山兄弟と三毛猫ホー ムズが迫る。 人気シリーズ第44弾。
内容説明
大企業“BSグループ”の代表が事故死し、妻がその座を継いでから1か月。毎月恒例の夕食会の最中、妻も拳銃で自殺した。遺言状に書かれていたのは、娘の川本咲帆にすべてを継がせること。かくしてドイツで貧乏暮しをしていた25歳の娘が、7年ぶりに日本の地を踏むことになった。しかし、帰国した途端、何者かに襲われた!片山刑事たちが調べていくと、事件の裏には大企業の陰謀が…!?三毛猫ホームズが大活躍の第44弾。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白雪ちょこ
13
今回は、少々物足りなさがあったが、いつも通り安定で面白かった。 金の陰謀、男女の縺れはいつものこと(笑) あまり、義太郎と晴美、石津とホームズが出ている印象は少なかった。 そして、ここまでいっぱいいろんな女性と絡みがあれば、義太郎の女性への耐性がついているところも明らか。 最後のシーンで、昭江さんが無事でよかった 。 犯人の同期などの流れは、いつものようにあっさりとしており、ここまで引っ張っておいて、という感じ。 暇つぶしなどにもおすすめ。2023/05/25
coldsurgeon
7
久しぶりに赤川次郎作品を手に取る。伏線が多すぎるのか、最初は物語をうまく追うことが出来なかった。しかし、最後はすっきりと整理され、読後感は意外とあっさり。一気読みでした。2021/06/26
ドットジェピー
7
面白かったです2021/05/26
a
4
あっさり。昭江さんよかった。2022/12/05
Ayami
3
シリーズ物だとは知らずに読了。 刑事というよりは探偵よりのような感じで、堅くはなく、アットホームな雰囲気だった。 今まで読んできた本の中に出てくる刑事って、いかにも!って人がほぼだったけど片山さんや石津さんのようなほんわかしたような人のほうが好きかもしれない。2021/09/01