角川ホラー文庫<br> でえれえ、やっちもねえ

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角川ホラー文庫
でえれえ、やっちもねえ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 194p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041113196
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

コレラが大流行する明治の岡山で、家族を喪った少女・ノリ。
ある日、日清戦争に出征しているはずの恋人と再会し、契りを交わすが、それは恋人の姿をした別の何かだった。
そしてノリが生んだ異形の赤子は、やがて周囲に人知を超える怪異をもたらしはじめ……(「でえれえ、やっちもねえ」)。
江戸、明治、大正、昭和。異なる時代を舞台に繰り広げられる妖しく陰惨な4つの怪異譚。
あの『ぼっけえ、きょうてえ』の恐怖が蘇る。

内容説明

コレラが大流行する明治の岡山で、家族を喪った少女・ノリ。ある日、日数戦争に出征しているはずの恋人と再会し、契りを交わすが、それは恋人の姿をした別の何かだった。そしてノリが産んだ異形の赤子は、やがて周囲に人知を超える怪異をもたらしはじめ…(「でえれえ、やっちもねえ」)。江戸、明治、大正、昭和。異なる時代を舞台に繰り広げられる妖しく陰惨な4つの怪異譚。あの『ぼっけえ、きょうてえ』の恐怖が蘇る。

著者等紹介

岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年、岡山県生まれ。99年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作に書き下ろし3編を加えた同題の短編集が、ジャンルを超えた質の高い作品性を支持され、第13回山本周五郎賞を受賞する。恋愛小説『チャイ・コイ』で第2回婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で第9回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃん

159
この表紙の女、明らかに尋常ではない。それに岡山弁のこのタイトルが重なるとさらに凄味を増すような。あの『ぼっけえ、きょうてえ』に比べるとホラー感は薄いように感じるけれど、たっぷりと水気を含んでねっとりと濃ゆい。息苦しくなるような。事の真相も、これからどんな結末が待っているのかもはっきりしないけど、明らかに嫌な予感しかない4つのラスト。人ならざる怪異よりも、生きてそこに実体のある人間の方がよっぽど恐ろしい。そう実感できる。2021/06/29

海猫

133
4編収録の怪異譚短編集。それぞれに江戸、明治、大正、昭和、と異なる時代が舞台。作品も岡山という土地柄や岡山弁が効果的に使われており、語りで読ませる。土着的で妖しい雰囲気が漂う。怖かったという意味では最初の「穴掘酒」が白眉。書簡形式で進み狂ったものが見えてくるが、活字が太くなるところで寒気が走る。表題作は全体的に薄気味悪く、話の落とし方が不安になる。必ずしも文章の効果が恐怖だけではないのが「大彗星愈々接近」。ユーモラスな味が濃い。最後の「カユ・アピアピ」は後半になるにつれ、どんどん幻想的になり悪夢感が強し。2022/08/24

KAZOO

126
久しぶりに岩井さんの本を読みました。「ぼっけえ、きょうてえ」と同じような部類の本かと思いましたがそれほど怖さはありませんでした。岡山弁がおどろしさをより効果的似させています。短い短編ですが中身が濃く江戸川乱歩の作品を思い浮かべました。2021/09/25

タイ子

113
でえれえ、やっちもねえ。この作品だと「とても、悪い」「とんでもない」みたいな意味かな。江戸時代から昭和まで何とも不思議な、でも面白い4つの短編集。元囚人の女性が好きな男性に送る書簡集。この手紙どこまで続くのか、最後の恋文が…。コレラが流行する岡山で出征した夫が何故か目の前に。女は妊娠、生まれた子供は…ぎゃっ!13歳の時失踪した女性がハレー彗星で世間が騒いでいる時に57年ぶりに帰ってきた。今までなにしとったん?浦島花子か?!岡山の有名人を登場させて虚実入り混じりの妖しい物語集でございました。2021/07/10

H!deking

105
おー、これこれ、こういうのが読みたかったんです。志麻子ねえさんのきょうてえ短編集。全部面白かったけど、最後の話のオチが好みでした。まだレビュー少ないのでこの辺にします。おすすめ!2021/06/16

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