角川スニーカー文庫<br> メルヘンザッパーデストロイヤー―英雄になり損ねた男、最底辺スラムで掃除する

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角川スニーカー文庫
メルヘンザッパーデストロイヤー―英雄になり損ねた男、最底辺スラムで掃除する

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041112960
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

 地球外生物兵器の脅威に死力と科学力を尽くした人類は、地球人口の半分と引き換えに絶滅を免れた。
 それから2年――軍をクビになったタクルは失意を抱え、戦禍に追われた人々が流れ着くスラムにいた。
 清掃バイトの薄給に返しきれない借金、果ては相棒のミリィに振り回されて地域の揉め事までボランティアで掃除するその日暮らし。
 しかしバケツを被った奇妙な少女を拾ったことから、ただでさえ終わっているささやかな日常まで崩壊する羽目に――!?
 戦争を生き残ったために卑怯者の汚名を被せられた男が、本当は彼を英雄だと知る少女たちのために再び立ち上がる!

内容説明

地球外生物兵器の脅威に死力と科学力を尽くした人類は、地球人口の半分と引き換えに絶滅を免れた。それから2年―軍をクビになったタクルは失意を抱え、戦禍に追われた人々が流れ着くスラムにいた。清掃バイトの薄給に返しきれない借金、果ては相棒のミリィに振り回されて地域の揉め事までボランティアで掃除するその日暮らし。しかしバケツを被った奇妙な少女を拾ったことから、ただでさえ終わっているささやかな日常まで崩壊する羽目に―!?戦争を生き残ったために卑怯者の汚名を着せられた男が、本当は彼を英雄だと知る少女たちのために再び立ち上がる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真白優樹

13
突如襲来した地球外生命体を特殊能力を持たされた少女達が撃退し全人口の半分が奪われた世界で、英雄になり損ねた男が少女の為に立ち上がる物語。―――英雄なんかじゃない、どうせ最後は地獄送り。けれど貫くべき意地と矜持がある。 どこか懐かしい終末的なサイバーパンク的な世界観の中で、大人としての矜持を持つ男の、泥臭くとも鈍い輝きを持つ活躍が光る物語であり、今の時代では逆に見かけない世界観だからこそ、どこか懐かしくそして目新しい面白さがある物語である。世界に睨まれた男の今後の行方とは。 次巻も勿論楽しみである。2023/04/03

碧海いお

12
まるで90年代に発行をしたスニーカー文庫みたいな世界だと思って調べてみたら、作者が何冊も出している方と知って納得。 初めて読んだのに平成になったばかりの作品を思い出すという懐かしい作風でした。2023/04/16

リク@ぼっち党員

11
00年代前半どころか90年代後半の雰囲気すら漂わせるアウトローなバトルモノ。相棒枠までオッサンだったら完璧だった。あとがき的にもそこをバリバリに意識していたようだし。正直売れ線からかけ離れているのは間違いないんだけど、異世界モノやラブコメばかりじゃメリハリがなくなるし、こういう作品が出版されるってのは素晴らしいことだなと。2023/04/15

TERU

10
地球外生物兵器の脅威を前に人類は、地球人口の半分と引き換えに絶滅を免れた。 それから2年、軍をクビになったタクルは失意の底で戦禍に追われた人々が流れ着くスラムにいた。 清掃バイトの薄給に返しきれない借金、地域の揉め事までボランティアで掃除するその日暮らしだが、以前とは違う穏やかな日常は確かに心を癒していた。 しかし、バケツを被った奇妙な少女を拾ったことによりタクルの穏やかな日常は崩壊していく... プロローグで地球外生命体との戦争が描かれ、本編はそんな戦いから数年後という戦後が舞台になっています。2023/04/24

椎名

8
様々な戦いが終わり、その後なんとか生きながらえた人類たちの話。全体的に全てが懐かしいというか、私たちの愛した00年代始めくらいの作品感があるんですよね……。他の感想でも言われているけれど、なんなんだろうこれ。必要以上のことは描かず、どこまでも“今”を生きているキャラクターのことだけを描いていたのも好印象。続いて欲しいが、単巻でも十分纏まっているのでどうなるか。クラリスが好きです。2023/05/10

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