出版社内容情報
いまは廃線となった鉄道路線を舞台に、十津川警部が難事件に挑む。在りし日の路線へのノスタルジーとともに、空想旅行を楽しむための傑作選。
内容説明
いまは廃線となった鉄道を舞台に十津川警部が挑んだ難事件。在りし日の鉄道路線へのノスタルジーを掻き立てる短篇傑作選。―十津川の大学時代からの友人・岡部は妻と九州一周旅行に出かけたが、現地の警察署から妻を殺害した容疑で岡部を逮捕したと連絡が入る。別の旧友二人が高千穂に飛んで事情を探るが、十津川が東京で捜査中だった殺人事件との関連が浮上して…(「神話の国の殺人」高千穂線)。他に「EF63形機関車の証言」(信越本線横川・軽井沢間)、「青函連絡船から消えた」(青函連絡船)、「北の廃駅で死んだ女」(天北線)の計4篇を収録。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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涼
57
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/09/post-62c19d.html 今は廃線になった路線での事件を扱った過去の短編を集めたものでした。2022/09/12
ごへいもち
13
前半の3作だけ。自分を信頼してくれる亀井がいて良いな2023/07/16
桂 渓位
9
十津川警部シリーズの短編4作を収録📘 『青函連絡船から消えた』では、殺人容疑を掛けられた西本刑事の無罪を信じる思いから発した『当然でしょう。部下を信じなければ、一緒に仕事は出来ません』の十津川さんの言葉が格好良かったです🎵2022/05/07
ちっち
3
青函連絡船、公衆電話、横川⇔軽井沢など、懐かしさを感じる。もちろんトリックの面白さはいまなお新鮮2022/12/03