出版社内容情報
洗濯されて庭に干されていた赤いてぶくろ。右手と左手がケンカをしています。もち主のゆうちゃんが右ききだから、自分のほうがえらくて立派なんだ、と右手はいばっています。――と、風が吹いて、右手は遠くに飛ばされてしまいました。そこで出会ったのが、若いメンドリ。オンドリのように「コケコッコー」と朝を告げたいという夢があるのですが、トサカがないメンドリは、鳴くことができません。「よし、りっぱな トサカになってやろう!」。赤いてぶくろは、はりきってメンドリのトサカ代わりになりますが――。
「自分のままじゃ、いけないの?」と悩むメンドリと、「立派って、なんだろう?」と考えるようになる赤いてぶくろ。
冬の日の偶然の出会いが、ふたりの未来を大きく変えます。
●小学校低学年の読み聞かせや、読書感想文にもオススメ!
内容説明
なんてちっぽけなことにこだわっていたんだろう―。いばりんぼうの手ぶくろと朝を告げたいメンドリが本当の自分を見つける物語。
著者等紹介
安東みきえ[アンドウミキエ]
山梨県甲府市生まれ。1994年に「ふゆのひだまり」で小さな童話大賞大賞、「いただきます」で同選者賞今江祥智賞、2001年に『天のシーソー』で椋鳩十児童文学賞、2018年に『満月の娘たち』で野間児童文芸賞を受賞
村尾亘[ムラオコウ]
多摩美術大学卒業。広告代理店勤務などを経て独立後ニューヨークに滞在し、マンハッタンやブルックリンで個展を開催。2003年に毎日広告デザイン賞奨励賞、2003年と2004年に二科展デザイン部特選賞、2010年にNY Coo Gallery Open Art Contestに入選。2017年『空をつくる』(小さい書房)で絵本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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