角川文庫<br> 恋文屋さんのごほうび酒

電子版価格
¥660
  • 電子版あり

角川文庫
恋文屋さんのごほうび酒

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 230p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041111697
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

代筆屋に勤める手鞠は、よく恋文の依頼を受けることから、「恋文屋」と呼ばれていた。他人の恋を叶えても、自分には良縁が巡ってこない。風変わりな依頼に巻き込まれがちな手鞠は、今日も疲れを酒で癒やす。

内容説明

日本橋の代書屋・代風堂で働く看板娘の手鞠。恋文の依頼ばかりが舞い込むことから、巷では恋文屋と呼ばれていた。他人の恋路の手助けをしてばかりの毎日だが、自分には一向に良い相手が現れない。そのうえ雇い主の友蔵は、わけありの依頼ばかり引き受けてくる。仕事と恋愛に悩みごとの絶えない手鞠は、今夜も至福の一杯を求めて街へ出る。弱った身体にひとときの安らぎをくれる、やみつき必至の”ほろ酔い”系時代小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei302

67
手鞠の「美味いぃぃぃぃ」炸裂。江戸の美味しいものとお酒と恋文が結ぶ二人とほか色々。恋文以外の代書の仕事をもっと読みたかったけど、 雇い主の友蔵さんの想いが叶ってハッピーエンド。エンドだよね、続編はなさそう たぶん。2021/09/01

のんちゃん

40
江戸日本橋の代書屋で働く手鞠は主に恋文担当。でも自身は恋よりも仕事の後の一杯の酒と肴が楽しみだ。手鞠の元にやってくる厄介な代書依頼と仕事の後の美味しい一献の物語。物語の半分は江戸女性版『孤独のグルメ』だ。酒と肴を前にした手鞠の解説と感想がよい。他にも江戸の風習風俗も楽しく詳しく描かれ、神楽坂先生の読みやすいテンポで話が進む。恋文の件は軽い話で、その点でもサクサク気楽に読める娯楽時代小説だ。遅読の私でも半日で読了。私も一人ごはんは好きなのだが、手鞠の様に流石に飲み屋で一人飲みは出来ない。手鞠の意気には脱帽。2022/06/07

むつこ

30
代筆屋に勤める主人公は女性ということもあり恋文の依頼が多く少しうんざり気味、仕事終わりのお酒と食事が気分転換になっている。漫画やTVドラマになっている「ワカコ酒」と「孤独のグルメ」を足したような内容ですが、軽くサクサク読めるので時代小説のビギナーさんでも理解しやすいですね。人気が出たらシリーズ化するのかな。2021/11/23

しぇん

29
江戸時代の町民の生活も案外楽しそうだなと思わされました。主人公がお酒好き過ぎ。というか、お酒のためにいきてるようなのが共感できたり……。あと、剣菱。江戸時代からあったのかと調べてみたらルーツが室町時代とか、ちょっと驚きました。2022/01/22

みかんめろん@RS

26
再読。お気に入りの本。手鞠は代書屋。女性故か恋文の依頼ばかり舞い込む。手紙を代書してその返事まで自分で書く羽目に😅素っ気なくずけずけ物を言う手鞠ですけど色々わきまえていて真っ直ぐで好感です。彼女の楽しみは仕事上がりの飯と酒❗️本当に美味しそうに食べ呑みます🍤🍶お江戸×お仕事×グルメ×恋模様、とても現代的な解釈で楽しい時代小説です。2024/01/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18345774
  • ご注意事項

最近チェックした商品