角川文庫 深夜残業

竹内 謙礼【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2021/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 263p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041111635
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

残業を減らして業績を上げろ？　働き方に悩んだ全ての人に贈るお仕事小説。

ハマヤ水産に勤める飯尾は、突如子会社の米菓メーカーに出向となる。命じられるがままに労働時間の改善に取り組むが、なんとしても残業をしようと画策する癖のある社員が立ちはだかって……。

●竹内　謙礼：1970年生まれ。大学卒業後、出版社に勤めた後に観光牧場に転職。企画広報担当を経て2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場、ビッダーズ等で多くのネットビジネスの受賞履歴あり。近著に『給料戦争』『貯金兄弟』『猿の部長』『戦略課長』『会計天国』（いずれもPHP文庫）など。

内容説明

ハマヤ水産に勤める飯尾は残業時間ゼロを目標に、子会社の米菓メーカーに出向を命じられる。ともに業務改善に取り組むのは、何よりも無駄を嫌うコンサルタントの栗林。現場との板挟みに苦しむ飯尾をよそに、社長の鶴の一声で残業禁止の方針は過激化する。飯尾の部下は密かに「残業組」を結成、悪臭スプレー作戦などあの手この手で妨害を謀る栗林に、徹底抗戦の姿勢を見せたが…。新時代の働き方を問い直す、常識破りのお仕事小説！

著者等紹介

竹内謙礼［タケウチケンレイ］
１９７０年、高知県生まれ。大学卒業後、出版社、観光牧場の企画広報を経て経営コンサルタントとして独立。楽天市場等で多くのネットビジネスの優秀賞受賞歴あり。キャッチコピー制作とネットビジネスへのコンサルティングには定評がある。ビジネス小説を多数執筆している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちっか(*´꒳`*)♪🍎]

読友さんの感想を見て、衝動買い。わたし自身が体調万全にならないうちに仕事が増えたタイミングだったので、ヒントが貰えるかな？と思って読んだら期待以上！しかも笑いつつサラッと読めました。無駄なところは？効率化するには？楽しみながら「残業ゼロ」に挑む登場人物の皆さん皆好きでした。何のために働くのか？そもそものところを考える良い機会になりました！残業ゼロにすっごくこだわるコンサルタントさんのプライベートのお話も良かったです♩読んで良かったです！

2021/05/02

[みき]

残業ね。残業をしないように工夫したら頑張ってないと思われる部署にいた僕としては少し考えさせられる。小説的な上手い言い回しが好きな人は読んでみたら刺さるかもしれません。 僕はこのわかり易さが変に読んでて辛かったです

2021/04/08

[tetsubun1000mg]

タイトルとあらすじからブラック企業の展開を予想していたが全然違っていた。　残業削減の為契約したコンサルタントと現場の社員との軋轢から、いろんな残業削減策を試していくがどうなるのか。　終盤で災害を起点にガラッと方向が変わってきてホワイト企業物語になっていく。　筆者を読メで当たると経済関係のノウハウ本を大変多く書いているようだ。　コンサル目線が活かされているような作品だが、会社員の設定が昭和っぽい感じがした。　読後感は良かったので作者の意図的な設定かな？　

2021/06/04

[おのちん]

★★★★☆：最初イマイチかなぁ・・でしたが、段々と面白くなっていった１冊でした。残業の善悪は当然決まらないのですが、体調に支障をきたすような働き方はダメ(お客様へのサービスの提供継続に影響するから)、普段の業務を定時内に終えられるようにしておくと、通常外対応の余力を生み出すことが出来る、といった考えが身につきました。

2021/08/29

[ポケット]

「残業を減らして業績を上げろ? 働き方に悩んだ全ての人に贈るお仕事小説」ということで手にした本。期待したお仕事小説とは違ってコメディ感がありすぎでした。そもそも会社が残業をさせないようにする理由にええっ！となり、何が何でも残業しようとする社員たちに( ﾟДﾟ)ﾊｧ?となり残業をやめさせるコンサルのアイデアにも？？でも、後半は地域に根差した会社の在り方に話の流れが変わり、読了後の気持ちもいいものでした。

2021/08/15