出版社内容情報
どんなに検閲がうるさく、制限がきびしかろうとも、書いておきたいものがあった――(あとがきより)
陸軍報道部員として日中戦争に従軍した著者が愛をもって描く兵隊と中国民衆。
果てしない麦畑を進軍、九死に一生を得た徐州作戦の経験を日記形式で綴る「麦と兵隊」、
杭州湾敵前上陸作戦に臨み、死と隣り合わせの日々を懸命に生きる兵隊の心情を弟への手紙形式で綴る「土と兵隊」。
戦場のリアルを限界まで追求し、書けなかった現実をも想像させる名作。
特別収録 浅田次郎「時代の贄 火野葦平の従軍手帖に寄せて」
内容説明
どんなに検閲がうるさく、制限がきびしかろうとも、書いておきたいものがあった―陸軍報道部員として日中戦争に従軍した著者が愛をもって描く兵隊と中国民衆。果てしない麦畑を進軍、九死に一生を得た徐州作戦の経験を日記形式で綴る「麦と兵隊」、杭州湾敵前上陸作戦に臨み、死と隣り合わせの日々を懸命に生きる兵隊の心情を弟への手紙形式で綴る「土と兵隊」。戦場のリアルを限界まで追求し、書けなかった現実をも想像させる名作。
著者等紹介
火野葦平[ヒノアシヘイ]
1907年福岡県生まれ。日中戦争出征前に書いた『糞尿譚』で芥川賞を受賞。その後、陸軍の報道部員として従軍し、軍の要請を受けて「麦と兵隊」を執筆。大ベストセラーとなり、たちまち国民作家となったが、戦後は一転して“戦犯”として厳しく糾弾される。自身の戦争責任について記した『革命前後』を脱稿した60年に睡眠薬自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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