出版社内容情報
木蘭は、療養している皇帝の世話をする日々を送っていた。ある日、隣国の使者が和平を申し入れるために、皇宮を訪れた。その条件は、劉覇と匈奴の姫と結婚だ。宴会の最中、皇后が暗殺されてしまう。
内容説明
名門武家の娘・黎木蘭は、静養生活を送っている皇帝の世話係を皇后から拝命した。機転を利かせた行動に、徐々に皇帝の信頼を得ていく。ある日、和親のため劉覇の妃候補の王女を連れ、隣国匈奴から来た一行をもてなす宴が開かれた。劉覇と王女・藍淋の仲睦まじい様子に衝撃を受けた木蘭が、外の空気を吸いに中座すると、幼なじみの颯に声を掛けられる。そんな中、皇后が倒れていると知らせが入り…。中華ゴシックファンタジー!!
著者等紹介
朝田小夏[アサダコナツ]
1980年静岡県生まれ。Hartnell College卒、The Art Institute of Seattle卒。『天命の巫女は紫雲に輝く 彩蓮景国記』で第4回角川文庫キャラクター小説大賞“優秀賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
34
療養生活を送っている皇帝の世話係を皇后から拝命した黎木蘭。機転を利かせた行動に、徐々に皇帝の信頼を得ていったある日、和親のため劉覇の妃候補を連れ、隣国の匈奴から使者がやってくる第二弾。皇太子・劉覇の妃を望む王女・藍淋、木蘭と再会した匈奴出身の幼馴染・颯、そして何者かに暗殺されてしまう皇后。二人の結婚を後押しする強力な後ろ盾を失った木蘭に対して、藍淋が劉覇にぐいぐい迫る苦しい展開でしたけど、いきなりの強引な急展開にはやはりそれだけの理由があったということですね…危機的状況を何とか乗り越えた二人の今後に期待。2021/04/13
らび
29
キョンシーの性質をあまり知らないけどバンパイアとは似ていて異なるものじゃないのかな?と疑問に思いつつここで取り逃がしてまたでてくるな、キョンシーとの闘いは続きそう。2021/07/08
よっしー
17
一難去ってまた一難。サブタイトルの「皇后暗殺」というだけでも、十分にきな臭かったのですが…更に敵国の幼馴染みが木蘭の前に現れ、和解の為に女性が送り込まれ……。そんな不穏な空気の中、木蘭と皇帝のやり取りは、親子…までは行きませんが、気安い関係のように見えてしまいました。事件の流れはやはり…と思う展開ではありましたが、最終的には良い結果と言えそうで良かったです。まだまだキョンシーは解決しそうにないですね…2022/03/12
TAMA
14
結局ヴァンパイアなんだ。違うテイストを混ぜて化学反応があるのかなと思いながら読んでましたが、部分部分違う味がするジュース飲んだみたいな感じ。幼馴染が甘いことを言って連れて行こうとする、これは逃げ道。向こうの王女の意地悪と婚約者の立場。誑かされた愚王はずいぶん威厳に満ちた王様におなりで?どうも設定のよく勉強した感なのに登場人物が作者の頭の中で作られたシーンを演じるために一貫性のない感じが気になる2021/04/25
tomtom
13
やっぱりキョンシー出てきた!というかまだ生き延びてるからまだ闘いは続きそう。皇帝のイメージが前作とはかなり違ってるのだけど、これは洗脳されていたせい?前作より読みやすくなった。2022/02/16
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