出版社内容情報
元俳優の海里は、小説家の淡海が書き下ろした作品の朗読に挑むことに。しかし自分の演じる役柄に感情移入できずに悩み、淡海の小説の取材に同行することに。「演技」に真正面に取り組む海里の答えとは……。
内容説明
芦屋の定食屋「ばんめし屋」で働く、元俳優の五十嵐海里。バイト先のカフェ兼バーで、朗読劇への出演を目指し、演じることに再び向き合うことになるが、作家の淡海が手掛けた登場人物にどうしても感情移入できない。そこで人の姿になれる眼鏡の付喪神、ロイドとともに、淡海の取材に同行することに。しかしロイドが、淡海の中に存在するはずの、彼の死んだ妹の気配を感じられないと言い出して…。大人のお料理青春小説第15弾。
著者等紹介
椹野道流[フシノミチル]
兵庫県出身。1996年「人買奇談」で講談社の第3回ホワイトハート大賞エンタテインメント小説部門の佳作を受賞しデビュー。法医学教室の監察医としての経験も生かし、監察医もののミステリも発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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