角川スニーカー文庫 ∞射程魔術使いの俺は、やがて学園の頂点へ〈２〉

小路 燦【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2021/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 296p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041110423
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

魔族の襲撃を規格外な長距離魔術で打ち破ったセルト。彼の実力に注目が集まる中、学園全生徒が参加の勇傑祭が開催！　十傑上位との戦いが激化する状況で……幼馴染のレリアが王族だと判明。学園から去ることに！？

内容説明

クレシエンド学園への魔族襲撃を打ち破ったセルトに注目が集まる中、全生徒参加のポイント争奪戦『勇傑祭』の開催が決定！強制参加させられたセルトだが更なる問題も浮上して―「王位の継承にはレリアお姉様の方が相応しいと思っています」王女・レイラとの出会いで幼馴染のレリアが王族と判明！？彼女の王宮入りを阻止すべく、勇傑祭優勝を目指すことになる。学園の最高戦力、十傑の思惑も入り乱れ激化する戦場を舞台に、セルトは規格外の魔術をもってあるゆる戦況を掌握する！「これは誰にも察知が出来ない魔術。必ず使う場面が来る」全ての常識を射程外からねじ伏せる破格の学園ファンタジー！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[おにおん]

自身の退学・レリアの王宮入りを阻止すべくセルトが勇傑祭に挑む第二巻。十傑が全員登場し、バトルが本格化してきました。相変わらず正々堂々とは戦えないセルトの戦闘スタイルが特殊で面白かったです。ただ今巻はほぼほぼセルト無双になってしまっていたので、もう少し他の要素も欲しかったです。次巻以降どういう展開になるかが、本作にとって勝負の分かれ目のような気がします。

2021/06/05

[真白優樹]

学園の強者達が集う祭りで優勝できなければ退学と言う命令がセルトに下される中、レリアが王族であったことが判明する今巻。―――撃ち抜け、己のエゴと過去、幼馴染の心を踏みにじる敵を。　次々と姿を現す十傑達がそれぞれの好敵手と火花を散らす中、自分の想いに悩むセルトが魔族と激突する巻であり、前巻とは違い逆鱗に触れられたからこその容赦なし、な新しい熱さの楽しめる、確実に面白さのレベルが上がっていく巻である。魔族達が本格的にセルトに目を付け始める中、評価されぬ実力が知られつつある彼の今後とは。 次巻も勿論楽しみである。

2021/06/08

[マック]

自身の退学、そしてレリアの今後がかかった勇傑祭に参加するセルト。 流れるように紹介されていく十傑の面々。特徴を的確に捉えつつも、しっかりキャラを立たせたのは素晴らしかったです。 勇傑祭自体も十傑VS十傑、セルト達VS十傑という流れが組み込まれていて、モブ生徒達には悪いが、出鼻からなかなかいい展開を見せてくれました。 今後、十傑…特にノアやガレイとの対決ないし共闘なんてあってもいいのでは、と夢想してしまいますね。

2021/11/16

[しらかみちゃん]

全生徒の頂点を決める勇傑祭開幕！ レリアの真実に戸惑いながらもレリアにとっての最適解を選ぶセルトが健気でした。 ただ展開的には一巻と同じような感じで、もう少し新しさが欲しかったかなと。

2021/06/10