世界を超えて私はあなたに会いに行く

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041110263
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

号泣度100%!!
【韓国で10万部突破】【ドラマ&映画化決定!】

母のいない少女ウニュのもとに、1982年を生きる別の少女ウニュから手紙が届く。その手紙には母を探しだしてくれるとあるが…。失った家族を取り戻すタイムリープ物語。

●あらすじ
【第8回文学トンネ青少年文学賞大賞作品】
15歳のウニュは、自分に無関心な父と会話のない2人暮らし。生まれたときから母はおらず、どうしていないのかも父は教えてくれない。ある日、同じ名前の少女ウニュから手紙が届く。そのウニュは1982年に生きていると言う。最初はいたずらかと怒るウニュだったが、「幸運のコイン」をきっかけに、この不思議な手紙を信じるようになる。過去のウニュは、未来のウニュのために母を探しだし、なぜいなくなったのか調べてくれると言うが…。韓国で10万人が泣いた、失った家族を取り戻すタイムリープ物語。

この本に関わった人みんなが泣いた感動作!(翻訳者、編集者、画家、デザイナー)

●過去のウニュから未来のウニュへの手紙より
 あのね。あなたのお母さんは生きてるんじゃないかな? とにかく、私たちに想像もつかない何かが、どうしても知られたくない秘密があるのは間違いないと思う。
 こうして違う世界に暮らしてる私たちが手紙をやり取りするってことは、私たちに特別な何かがあるってことかもしれないでしょ。だから、私がちょっとあなたの手助けをしてあげるっていうのはどう?
 過去の中のあなたの両親を探して、あなたのお母さんの秘密を明らかにするの。あなたは私の未来に力を貸して。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えんちゃん

72
『殺したい子』がまだ図書館になかったのでこちらを先に。父と二人暮らしの少女・ウニュ15歳。自分を産んだ母を知りたい。1年後の自分に宛てた手紙が、過去の『誰か』に届いてしまった。そこから始まる、時を超えた奇妙な文通物語。いたずら?ファンタジー?どう繋がるの?最後までドキドキ。韓国らしいキュートでドラマチックな家族の物語でした。韓国で映像化されたのかな。日本版なら森七菜ちゃんが似合いそう。2023/06/27

がらくたどん

69
ご感想に惹かれて。母を知らず自分に無関心な父と暮らす中学生のウニュ。「ゆっくり届くポスト」に投函した一年後の自分宛ての手紙が35年も前の時空に生きる同じ名前の年下の少女に届く事から始まる手紙のやり取りだけで構成された物語。現代のウニュが抱える父への反抗心や不信感と過去の時代のウニュが抱える姉への嫉妬や家族への不満が共鳴したり反発したり。途中から過去のウニュの時間の進行速度が変化することで二人のウニュの関係性が転調しそれぞれに自分の家族への葛藤を俯瞰し見つめ始める過程が思春期の成長を繊細に切り取って見事。 2023/07/16

キンモクセイ

59
時空を超えてあなたに会いに行きます...2016年、15歳のウニュはゆっくり届く郵便ポストに1年後の自分に対して手紙を書いたら何故か1982年の同じ名前のウニュに届く。最初はお互いいたずらだと思って信じられなかったが、この奇跡を信じて文通を始める。不定期に届く手紙はやがて15歳のウニュよりも過去のウニュの方が年齢が上になっていた。お互いの悩みや秘密を打ち明け、現代のウニュの母親捜索作戦を過去のウニュが始める。ラストは想像がつく結末でわかっていても涙が零れ落ちた。何て素敵な偶然だったのだろう。2021/12/26

sayuri

58
2016年を生きる15歳のウニュと1982年を生きる10歳のウニュ。時空を超えた奇跡の物語。初めは自分達の身に起きている事が理解出来ず、互いに牽制し胡散臭さを感じていた二人。往復書簡のみで繋がる正体不明の相手に気持ちはすれ違う。だが文通を重ね二人の心の距離が近づくに連れ胸が温かいもので満たされた。母親の存在を全く知らない未来のウニュの為に母親を探し出す約束をする過去のウニュ。もしかして…という想いは徐々に確信に変わり、真実を受け止める準備も覚悟もしていた。それでも41通目の送れなかった手紙には涙が溢れた。2023/07/04

しゃお

38
母親を知らず自分に無関心な父を持つ2016年に住む15歳のウニュは、1982年に住む同じ名前の少女と手紙のやり取りを始めます。二人のやり取りには思わず笑ってしまう場面も。その中で過去のウニュは未来のウニュの為に母親を探し始めるのですが、未来のウニュが封印していた痛みを爆発させる姿、過去のウニュが優秀な姉の影で悩んでいた様子などを通じ「家族」について描かれ、同じような悩みを持つ子供達に少しでも何かを感じ取って欲しいとの願いを感じます。なお、母親の謎については予想通りでしたが、それでも泣けてしまった(T_T)2021/11/10

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