内容説明
コンクリートで蓋をされ、アスファルトで埋められて、道路へと変えられた川や水路たち。かつての水面が地面になったもの、それが「水路上」である。道路の亀裂でわかる川の跡、ガードレールになった橋の欄干、水車の形を模した遊具―全国各地の水路上を歩いた2人のマニアによる、偏愛に満ちた入門書!
目次
第1部 “水路上”観察入門―路であって路ではない(街角の違和感にはわけがある;“水路上”のもつ特徴;水の記憶のしたたかさ)
第2部 “水”路上観察入門―かつての水路を愉しむ(“水”路上とは何か;水面からの視線;水の名残りとしての橋)
著者等紹介
吉村生[ヨシムラナマ]
深掘型暗渠研究家。1977年山形県生まれ。本業の傍ら暗渠探索に勤しみ、暗渠のツアーガイドや講演なども行う
〓山英男[タカヤマヒデオ]
中級暗渠ハンター(自称)。1964年栃木県生まれ。本職は広告会社のマーケター。日本地図学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。