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ラスプーチンの庭

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041109052
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

中学生の娘・沙耶香を病院に見舞った警視庁捜査一課の犬養隼人は、沙耶香の友人の庄野祐樹という少年を知る。長い闘病生活を送っていた祐樹だったが、突如自宅療養に切り替え、退院することに。1カ月後、祐樹は急死。犬養は告別式に参列するが、そこで奇妙な痣があることに気が付く。同時期に同じ痣を持った女性の自殺遺体が見つかり、本格的に捜査が始まる。やがて〈ナチュラリー〉という民間医療団体に行き当たるが――。主宰の謎の男の正体と、団体設立に隠された真の狙い。民間療法の闇を描き、予想外の結末が待つシリーズ待望の最新作!

内容説明

中学生の娘・沙耶香を病院に見舞った警視庁捜査一課の犬養隼人は、沙耶香の友人の庄野祐樹という少年を知る。長い闘病生活を送っていた祐樹だったが、突如自宅療養に切り替え、退院することに。1カ月後、祐樹は急死。犬養は告別式に参列するが、そこで奇妙な痣があることに気が付く。同時期に、同じ痣を持った女性の自殺遺体が見つかり、本格的に捜査が始まる。やがて(ナチュラリー)という民間医療団体に行き当たるが―。主宰の謎の男の正体と、団体設立に隠された真の狙い。民間療法の闇を描き、予想外の結末が待つ、刑事犬養隼人シリーズ、第6弾。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。2009年『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

439
グーちゃんとユーちゃん姉妹の復讐劇、と思って読んでいたが、なかなか姉妹が登場しないのでイラっとしてたら最後の最後で種明かし。急転直下の筋運びは、さすが七里さん。途中、グッとひきつけられて読み進めていたのに、ラストはあっけない感じが残ってしまった。でも、エンターテインメント小説と思ったらスッとした読後感。怪僧ラスプーチンを思わせる教祖さまの最期が、あっさりし過ぎもチョット物足りなかった。2021/10/01

starbro

425
中山 七里は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。「刑事犬養隼人」シリーズも読み続けています。 途中まで快調に飛ばしたのですが、あまり捻りもなく、あっけなく終わりました。残念。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322008000194/2021/03/25

ウッディ

273
自宅で病死した少年と公園で自殺した主婦、痣だらけの遺体に疑問を抱いた刑事の犬養は、カルト宗教まがいの民間療法の存在を突き止める。標準治療で病状が改善しない患者と家族の弱みにつけこむ詐欺は許せないが、彼らに一瞬でも心の平安を与えたのであれば、詐欺と言い切れないモヤモヤ感が残った。冒頭の姉妹が事件にどんな風に関係してくるのか、残り少ない頁にハラハラしたが、結局、犯人特定の捜査や犯人の動機の説明が不十分だったような気がして、消化不良の読後感でした。多作なのは嬉しいが、質の低下が気になってしまう中山ファンです。2021/11/06

いつでも母さん

227
犬養シリーズ最新作!私には重く考えさせられた前作の余韻が残る中、今回は民間療法の闇と言うか、藁にも縋りたい心に忍び寄る怪しげな教団。気丈な娘・紗耶香を思うと犬養も人の親…切ないなぁ。有名人が広告塔になるとそれだけで興味を持つ人間の多いことに危うさを感じる。親なら家族なら回復を信じて、保険適用外の高額な治療も厭わないのは心情的に理解できる。また、信じる者は救われるのか?民間療法の高額な治療費それさえも当事者なら飲み込んでしまいそう。さて、私なら…(汗)第1章の『黙示』の姉妹がそうきましたか!って感じだった。2021/03/16

R

217
民間医療を題材にした、格差や死生観について考えさせられるミステリ小説でありました。出てきた全員が、何かしら辛い目になって終わるとも読めてしまう、悲しい物語だった。医療費によって生活が破綻していくという悲惨さ、その闇に忍び寄る怪しい宗教めいたやりとりなど、そこに政治家やアイドルなんかが絡むという、一種の思想的パンデミックが描かれていて、狂騒と呼ぶにふさわしい感じが気持ち悪いけども、面白かった。実際にこういったものが、蔓延っているんだろうなと思わされる。2021/04/06

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