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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちいこ
95
なんて爽やかで気持ちのいい最終回なんだろうと、思った。2021/01/10
ネギっ子gen
83
【君といると 僕は僕の形がわかる 僕も君に それをあげたい】これという出来事は起きないが、日々のちょっとしたことを丁寧に掬い上げた、どこまでも優しい物語が、完結。わたし的には25頁の、サ高住+共同墓地の描写がツボ。「あそこの住宅の人、死んだらここに入るのよ。便利でしょ。うまくできてるねぇ」は、その通りですね。以前は、施設入居時に「葬式・墓なんて話題は縁起でもない」はタブーでしたが、今は「看取りから墓まで」が売りのサ高住も出てきているようで。気の合った仲間と一緒に墓を建てる「墓友」という言葉もありますね。⇒2021/11/12
いわし
66
75歳の市野井雪と17歳の佐山うらら。出会うはずのない2人の人生が、漫画をきっかけに交差する。遠慮がちなうららと積極的な市野井さんの関係が微笑ましい。漫画で友達になるって最高じゃない?しかもそれがBLなら、江戸っ娘腐女子も泣いて喜ぶんじゃない?ものすごく盛り上がるわけじゃないけど奇跡みたいだなって思うし、めちゃくちゃ感動するとかじゃないけどじんわりと温かいものが胸に広がる。そしてちょっぴり切ないけれど、気持ちのいい風が吹くのを感じられる作品。なんだか、久しぶりに縁側のある実家に帰りたくなっちゃったな。2021/02/06
めぐねい
61
市野井さんみたいな人生が待ってるとするんやったら、これからの人生も楽しく行けそう!うららちゃんみたいな友達作ってファミレスでいろいろ話すの楽しそうやなあ。心があったかくなる終わり方やったなあ。この漫画は自分がうららちゃんの年齢の時に読むんではなく、今だからこそ涙腺が緩むのかも。2021/01/16
akihiko810/アカウント移行中
58
完結巻。おばあちゃんと地味な女子高生が、BL漫画で繋がる静かな友情。2人は同人誌即売会に参加する。 7.5/10点 静かに始まって、静かに淡々と終わった佳作。村上春樹の言葉に「小確幸」(小さくて確かな幸せ)というのがあるけど、まさに小確幸を積み重ねてできあがった関係性を描く作品だ。BLという接点で親子以上に年の差のある2人は出会い、小さな友情と幸せを育んでいく。映画かドラマ化するらしいが、とてもやさしい作品になるのだと思う2021/05/17