出版社内容情報
第二次世界大戦、家族、親友、級友、編集者、そして恋人――。『ライ麦畑でつかまえて』の刊行後、ベールに包まれてきた生涯を丹念な取材で解き明かす。日記、書簡、メモなどの資料も解析して盛り込んだ評伝の決定版
内容説明
十年にわたるリサーチと二百人以上のことばにより形作られた、評伝の決定版!なぜたった四冊の本しか出版しなかったのか。世間から身を隠しながら書き続けた作品はどこにあるのか。出生、コンプレックス、戦争、執筆活動、恋、家族、そして沈黙と死。すべてが厚いベールに包まれていた作家の謎を、あらゆる記録や証言から解き明かす。初公開の手紙・文書・写真多数収録!
目次
第1部 ブラフマチャリヤ―梵行期 修行時代(ここから戦争が始まる;パークアヴェニューのはずれの小さな反抗 ほか)
第2部 ガールハスティア―家住期 家長としての義務(長く暗い夜;ひどい、ひどい転落 ほか)
第3部 ヴァーナプラスタ―林棲期 社会からの隠遁(シーモアの二度目の自殺;ディア・ミス・メイナード ほか)
第4部 サンニャーサ―遊行期 世界の放棄(一般市民;百万マイル離れた塔のなかで ほか)
著者等紹介
シールズ,デイヴィッド[シールズ,デイヴィッド] [Shields,David]
主著に、ニューヨークタイムズ・ベストセラーとなった『人生について言えるのは君もいつか死ぬということ(The Thing About Life Is That One Day You’ll Be Dead)』、30以上の媒体で2010年のもっとも優れた本のひとつに挙げられた『リアリティー・ハンガー(Reality Hunger)』、全米批評家協会賞の最終候補に選ばれた『黒い惑星(Black Planet)』、ペン/レヴソン賞を受賞した『遠く離れて(Remote)』など
サレルノ,シェーン[サレルノ,シェーン] [Salerno,Shane]
映画監督、プロデューサー。これまでに、成功を収めた数多くの映画やテレビシリーズにおいて、脚本執筆やプロデュースを行っている
坪野圭介[ツボノケイスケ]
1984年東京生まれ。ニューヨークを中心とした都市文化と文学の関わりをテーマに、アメリカ文化・文学の研究および翻訳を行っている。東京大学大学院博士課程在学中。2014‐15年度、ニューヨーク大学英文科フルブライト客員研究員
樋口武志[ヒグチタケシ]
1985年福岡生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。2011年まで株式会社東北新社に勤務。現在、早稲田大学大学院在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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owl&shepherd
Yuko
ドウ