レイニーキラー

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レイニーキラー

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041106808
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人の思考を読み取ってしまう少年・百瀬は事件を起こし、小さな寺に身を寄せる。一方、上野では雨の日に犯行を重ねる殺人鬼、レイニーキラーが。青年僧徳丸を疑う百瀬だが…。過去との和解と許しを問う傑作ミステリ。

内容説明

触れた人の思考を聞き取ってしまうという能力を持つ百瀬。自らの能力が原因で事件を起こした百瀬は、小さな寺に身を寄せることになる。寺には、人の感情を理解することができない青年僧、徳丸がいた。反発しながらも徳丸に親しみを感じるようになる百瀬。一方、上野では雨の日に犯行を重ねる殺人鬼、レイニーキラーが現れる。徳丸を疑う百瀬だが…。E★エブリスタ電子書籍大賞2013角川書店賞受賞作。

著者等紹介

廣瀬航[ヒロセコウ]
1979年秋田県生まれ。同志社女子大学卒。会社勤めの傍ら、シナリオ・センターに通学。小説を書き始める。2012年9月より小説投稿サイト「E★エブリスタ」にて『レイニーキラー』の連載を開始。翌年、電子書籍大賞2013角川書店賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco

23
雨の日に起こるホームレス連続殺人事件。触れると相手の考えていることが分かってしまう主人公の百瀬と、人の気持ちが全く理解できないお坊さんの徳丸。犯人はすぐ当たりをつけられるけど、対照的な二人のやり取り、関係の変化が良かった。二人の今後が気になるところ。2014/05/16

つらら@道東民

22
エンパシーの少年と、感情を全く理解できない僧侶。対極にいる二人に焦点が当てられているせいか、ミステリーとしては弱いけど少年の成長話として意外と良くまとまっています。続編もあったら楽しみですね。2014/02/18

yumiDON

8
人の心が読めてしまう百瀬と、人の心が分からない徳丸のコンビが良かった。最初、百瀬がステレオタイプドロップアウトしてしまった若者かと思ったら、いい子だった。話自体はオーソドックスなレイニーキラーという殺人事件を追う話だが、二人のコンビがよいスパイスとなり、読み心地がよい話だった。ミステリーに肥えている身にはやや物足りないが面白く読ませてもらった。続編があれば、読んでみたい。2014/05/12

うさうさありす

2
プロフィールによると、作者の廣瀬航さんは女子大卒とあるので、女性ですよね?作風からするとちょっと意外な感じがしました。多少犯人に捻りがないのは否めませんが、読み応えのある私の好きなタイプのサスペンスだったと思います。主人公の百瀬は一見自堕落で自己中な青年のようでいて、他人の事を思いやれる良い奴だったので好感が持てましたし、相棒⁈の徳丸がいい味を出していると思います。2014/04/26

K

1
★★★★☆ 非常に読みやすくて一気読み。 サスペンスとしては単純だったけど、心の闇と向き合う葛藤は興味深かった。 ナイスコンビ!2020/07/09

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