キャリア警部・道定聡の苦悩

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041106358
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

思わぬ不祥事のあおりを受け、まさかの警視庁捜査一課に配属されることになったキャリア警部、道定聡。変わり者の美人刑事・山口ヒカルとコンビを組まされ、戸惑いながらも5つの難事件に挑んでいく!

内容説明

東大卒で警察庁に採用されたエリート中のエリート、道定聡、25歳。将来を約束されたキャリア組として群馬県警に配属され総務課長を務めていたが、ある日、部下の不祥事により責任を負わされることになる。異動先は、まさかの警視庁捜査一課強行犯三係だった。道定は新米刑事として、スタイル抜群の美人だがまったくやる気のない山口ヒカルとコンビを組まされることに。何も分からないまま、新宿で起きた高層マンションOL飛び降り事件の現場に向かうが…。(第一話「Gの密室」)ミチサダ&ヒカルの“迷”コンビが、完全犯罪と思われた5つの難事件に挑む!

著者等紹介

五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒。2001年「リカ」で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

187
タイトルからして「面白そう!」と期待していたのですが、正直期待していたほどではなかったかなと。決して面白くないワケではなく、読みやすくテンポも悪くないのですが、タイトルの主人公のキャリア「道定」警部の苦悩ぶりがあまり伝わってはこないのです。表紙の美女「山口」刑事が相棒ですが、破天荒なキャラぶりがイマイチ中途半端な感じで、全体的に薄味感は否めません。コメディに徹するかと思っていたら、意外と本格的な推理も飛び出すので、警察推理モノのバランスもなんとなく不安定な気がします。なんとなく‘惜しい’感じの作品でした。2015/01/04

タックン

86
題名と表紙の絵に引かれて読んだ。短編なので軽い感じなのでさらっと読めた。キャリア警部は予想通りだったけど女刑事は予想外のキャラで・・・。 事件はありきたりのやつだったけど解決のオチはもうコメディとしかいいようがないなあ・・・。不思議と真犯人が見つかるから痛快だ。東川篤也風狙ってるのかな?2014/04/21

Shinji Hyodo

85
東大卒キャリア候補の道定警部の五編の捕物帳。群馬県警在職時に部下の起こした不正会計のとばっちりで警視庁の捜査一課の平警部に左遷された道定。相棒に指名されたのは超美人でモデルスタイルの巡査部長 山口ヒカル。彼女からは童貞君と蔑まれながらも、コンビでなんとなく事件を解決に導く姿がゆるぅく綴られて、なんとなく読み終える。それにしても、表紙に描かれている道定の姿のなんと哀れな事か。2017/11/01

どんちん

70
なんとも微妙な1冊であったw キャリアの道定聡、まぁいいんじゃないかな、主人公としては。しかし山口ヒカルはちょっとぶれているなぁ、設定が。結局ど話も活躍しちゃっているし。最初からそういう設定でいいのでは?そのほうが、型破りな刑事だけど事件を解決するというありがちな設定でも、すっきりするかな。話として一番よかったのは「元気すぎる死体」かな。途中から犯人が見えてくるが、展開はよかったと思う。さて、続編はあるのか?続編を作りやすいのだろうが、同じテンポだと途中であきちゃうかなぁ・・・2015/02/07

きさらぎ

61
東大卒で警察庁に入った道定は、部下の不祥事の責任を負い警視庁捜査一課に配属される。キャリアとしての威厳はなく警部としての経験や知識もない新米刑事だ。コンビを組んだのはスタイル抜群で美人だが全くやる気がなく性格最悪の山口ヒカル。現場に「パトカーで行くのはイヤ、タクシー呼んで」「忙しくてもお昼ご飯を食べるのは労働者の権利」と超マイペース。しかし、仕方なく仕事をしていても「これ以上長引くのは嫌だから」とさくっと事件を解決してしまうところがスゴイ! 山口カオル本当はできる人なんじゃない?道定警部も。 2020/08/20

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