出版社内容情報
室町・江戸時代の大ベストセラー『御伽草子』が天才・水木しげるの画で新たな息を吹きこまれ、いま甦る! おなじみ、ねずみ男も登場。妖怪画の第一人者が生き生きと描くウィットに富んだマンガ全6編。
内容説明
おもに室町時代から江戸時代にかけて書かれ、大いに庶民に親しまれてきた読み物、『御伽草子』。その中でも人気の高い「猫のさうし」「福富草紙」「鉢かづき」「物くさ太郎」「瓜姫物語」「御曹子島渡」の6編を水木サン流にアレンジし、新たな息を吹きこんだ!化け物集会に付喪神、あまのじゃくや鬼などに加え、さらにはおなじみねずみ男も登場。
著者等紹介
水木しげる[ミズキシゲル]
漫画家・妖怪研究家。1922(大正11)年、鳥取県境港市出身。南方戦線での従軍経験の後、紙芝居、貸本漫画などを執筆。65年に「週刊少年マガジン」に連載した「墓場の鬼太郎」(のちに『ゲゲゲの鬼太郎』と改題)は代表作となり、5度TVアニメ化。2007年『のんのんばあとオレ』にてフランス・アングレーム国際漫画フェスティバルで日本人初の最優秀コミック賞を受賞。10年、文化功労者に選出される。12年には『総員玉砕せよ!』がアメリカのウィル・アイズナー賞で最優秀アジア作品賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ニッポンの社長ケツそっくりおじさん・寺
20
水木しげるが『御伽草子』の中から6編を漫画化。『御伽草子』を読むのは初めてだったので楽しかった。『屁こきじいさんの巻』はとても汚い話で良い(笑)。『ものくさ太郎』『瓜子姫』『鉢かつぎ』とはこういう人であったか。『御曹子 島渡り』は義経と蝦夷の話。できる事なら私は全裸美女がうようよしている女護の島に行ってみたい。義経ほどの豪傑が逃げた島だが(笑)。2013/10/19
つらら@道東民
10
リアルタイムで水木先生の新作が読めるなんて感動(T-T) さらに線に色気があるのにもたまげました。90歳を過ぎてあのお元気・・・そりゃそうか。2013/10/04
ほしけも
9
瓜子姫の話は姫も天邪鬼も生存エンド。呑気な感じが心地いい。2013/10/04
おじ
7
水木しげる先生追悼2015/12/06
有無(ari-nashi)
5
大正生まれでいて、まだまだ現役なのが凄い。やはり、妖怪の大部分が水木しげる先生のイラストでインプットされているので、妖怪が出てくる話が好き。猫が人間臭くて愛嬌があった。美女が迫力ある。人物も動物も妖怪も、泥臭くイキイキとしていて、妖しく不思議な昔話集。全集がだんだん欲しくなってきた。2013/11/05