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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041105368
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

キャバクラのボーイ・透は、キャバ嬢・エコを家まで送る途中で首なし死体に遭遇する。動揺する透に、エコは「死体の首を切断する主な理由」を講義し始めるのだが――。二度読み必至、驚愕の本格ミステリ。

内容説明

キャバクラのボーイ・透は、キャバ嬢・エコの送迎中に、路上で首なし死体に遭遇してしまう。動揺する透に、エコは「死体の首を切断する主な理由」を淡々と講義し始めるのだった。透は過去に弟を亡くして以来、消極的な人生を送っていたが、エキセントリックなエコに引っ張られるように、事件の捜査に巻き込まれていく―。最後のページを読み終えた時、最悪の絶望が待っている。横溝賞史上最年少受賞者が放つ、二度読み必至、驚愕の本格ミステリ。

著者等紹介

菅原和也[スガハラカズヤ]
1988年茨城県生まれ。高校中退後、19歳で上京。バーテンダーとして2年ほど勤務するが、アルコール依存症になりかけたので退職。キャバクラでボーイとして働いていた2012年に『さあ、地獄へ堕ちよう』で第32回横溝正史ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyanco

50
菅原和也さん、お初です。表紙から伺い取れるように、スプラッタな殺人事件、怨恨、強盗などが目的ではなく、ただ殺すことだけが目的のシリアルキラー。キャバクラのボーイ・透は事件に遭遇し、キャバ嬢・エコに引っ張られ、犯人探しに巻き込まれていく。不思議キャラのエコの存在、透が抱える過去、など、どれも非常に思わせぶりで伏線を感じさせ、読者を引き込んでいく手法が非常に巧いです。中盤、犯人と思われるオタクが小学生を連れて逃走。透は、小学生に弟の姿を重ね…と、後半の展開も非常にスリリングで良かったです。続→2013/10/12

aquamarine

36
帯に惹かれて読んだのですが、帯のおかげで逆にいろいろと考えながら読んでしまい変な深読みをしたりいろいろ想像がついてしまったりとちょっと残念な読み方をしてしまいました。純粋に楽しんで読みたかった。しっかりと本格ミステリで物語自体は良く考えられていると思うのですがグロテスクな描写があるのに恐怖が伝わってこなかったり言葉の選び方が若いなあと思ったりミスリードなのか余計なものを感じたり全体に薄い印象は受けました。もう一歩という感じなので今後の作品に期待しています。賞を取られたデビュー作も読んでみたいです。2014/05/15

momi

31
本屋さんで帯に飛びついて購入しました!「驚愕の本格ミステリ」と書いてあればミステリファンなら思わず飛びついてしまいますよね〜。さらに…予想不能、後味最悪、衝撃のラストな〜んて書いてあったら、手にとってレジに並んでしまうでしょ〜。たしかに、ラストは衝撃かもしれないけれど、どこかで読んだことあるような、お決まりのパターンのひっくり返し方と言うか…あまり驚かなかったと言うか…。とにかく全体の印象が若いな〜って読んでいて作家さんの年齢がわかるような文体でした…。2014/01/21

MATHILDA&LEON

27
物語の内容は暗く重いが、ストーリー展開は早く、一息で読み終えられる長さ。異常性が前面に出ているために、読む人を選ぶ本に分類されるかもしれない。個人的にはちょっとしたドラマを観ている感覚で楽しめた。フィクションだと分かっているから楽しいが、これが現実にあったらと思うと冷や汗もの。2017/12/09

ブルームーン

27
最初は期待しつつ読んでいたけど、途中で何となく気づいてしまった・・・。終盤なんて突っ込みどころ満載。いくら何でも屋外であんなことしてたら、警察が気づくでしょう。2015/04/30

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