秀吉を討て

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041105269
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

天正十二年。根来の若き忍び・林空は総帥・根来隠形鬼に「秀吉を討て」と命じられる。林空と同じく指令を受けた刺客忍が次々と秀吉を襲う。やがて舞台は千石堀城、そして太田城の水攻めへと──新鋭が放つ戦国小説。

内容説明

根来の若き忍び・林空は、総帥・根来隠形鬼に呼び出され「秀吉を討て」と命じられる。同じく指令を受けた根来の刺客忍が、次々と秀吉を襲うが、甲賀忍者・山中長俊らの鉄壁の守りに防がれていた。仲間の叡海や俊念と共に出立した林空は、家康との合戦のため進軍中の秀吉を銃撃しようとするが―。

著者等紹介

武内涼[タケウチリョウ]
1978年生まれ。群馬県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、映画・テレビの制作に携わる。第17回日本ホラー小説大賞の最終候補となった「青と妖」を改稿・改題した『忍びの森』で2011年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ren5000

16
秀吉に敵対する伊賀でも甲賀でもなく根来衆の忍者の物語。根来衆といえば鉄砲が有名だけど、忍者もいたのかと思いつつ読み始めるとなかなか面白くて楽しい読書となりました。しかし主人公の林空がモテモテなので嫉妬なのかあまり感情移入できずその周りのキャラが魅力的でした(笑)2015/05/18

MarsAttacks!

10
竹内涼さん2作目。物語の展開が良かった。史実から秀吉は討たれないと分かりますが、秀吉暗殺一歩手前まで行くところ、そこから千石堀城、そして太田城の水攻めへと進んでいく展開は、忍者アクションものと思って読んでいただけに、うれいしい驚きでした。なかなか面白い作品でした。2013/12/23

あっこ

6
「忍の国」よりも、どろどろしていたけど、本物の忍者同士の闘いは迫力があって面白かった。重苦しい場面が続くけど、その中で自由斎のいいかげんなキャラにほっと一息つける感じがまたいい。秀吉が、とんでもなく悪い奴に思えた。2013/11/12

伊東

4
はじめての根来衆小説でした。忍者の最後は悲しい。林空の仲間が死んでいく場面は丁寧にかかれていていたように思いました。戦いは楽しめました。しかし林空は罪な男です。2014/04/15

mushoku2006

4
紀州の根来の忍びたちが秀吉と戦うという歴史小説。 単純に忍びVS秀吉という構図だけでなく、自由民VS中央集権という構図でもあります。 私は忍者が主人公の作品はあまり好きではありません。 その超人的な描写を読むと、なんだか一気に作品からリアリティーが失われるような気がするんです。 しかし、本著はスピーディーな展開でなかなか面白かったです。 いかにも的な、私の好みではないところも多々ありましたけどね。2013/10/11

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