ドールズ 最終章 夜の誘い

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 558p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041105207
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

盛岡市にある喫茶店・ドールズ。経営者の真司の一人娘・怜の身体の中には江戸の天才人形師・目吉(めきち)が棲んでいる。目吉の魂はなぜ時空を超えて現代へと甦ったのか――? シリーズ最大の謎に迫る!

内容説明

岩手県盛岡市にある喫茶店、ドールズ。経営者の娘、月岡怜の身体には、江戸の名人形師・目吉が棲んでいる。類稀なる発想力で現代の数々の事件を解決してきた目吉だが、なぜ彼が江戸から現代へ転生しなければならなかったのか、その真相は謎に包まれていた。だが、陰陽師の家系に生まれた少年・土御門ライの出現が、一行を宿敵である箱神との最後の対決へと導く―。江戸から現代へと紡がれた物語がいよいよ原点へ!ホラー、ミステリ、歴史、奇談…あらゆるエンタメの要素に彩られた著者畢生の話題作、ついに完結!

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

93
ああ、完結してしまった。前巻『月下美人』で聖夜が自ら霊体となり、箱神を追ったエピローグから『竜の柩』『刻謎宮』のような時空ものと推察はしていた・・・それでも陰陽師・土御門親子が新たに加わり、時の穴を超えて飛び込んだ江戸の町。平田篤胤や目吉の父・佐次郎も加わり、田沼意次時代に憑いた箱神を追い詰める。陰間茶屋の主人・蘭陽が脇役として秀逸。そして、このシリーズの和ませ役たる戸崎ドクター。江戸時代にインスタントラーメンやレトルトカレー・ハンバーグを持ち込む度胸の良さ。深刻な場面で、飄々とした戸崎は得難い存在。→2014/05/07

みかん🍊

69
ドールズシリーズ最終巻、このシリーズ好きで随分以前に読んでいたけど、時間が経ち過ぎて、ちょっと曖昧、前作は読んでなかったかも、小学生の伶の中にいる江戸の人形師目吉が事件を解いていくミステリー色が強い作品だったと思うが今回はSF全開で江戸へのタイムスリップやタイムパラドックスやら陰陽師やらと最初は違和感があったのですが、徐々に仲間が集まって来て箱神との対決にのめり込んで行きました、最後はちょっとあっけなくあれっとなりましたが、楽しめました、前作読まないと。2015/04/23

財布にジャック

54
シリーズ4作目にして最終章です。他の3作品がミステリーという括りだったので、本棚カテゴリをミステリーに入れましたが、今回はタイムトラベル物だったので今までとは趣が全く違いました。しかし目吉さんは、相変わらずいい味出してます。大好きなキャラクターです。そして、まさか別のシリーズとリンクするなんて、嬉しいサプライズが待ち受けていました。ここまでついて来て本当に良かったです。2014/04/06

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

32
ドールズシリーズ完結、最終章ということで期待しまくりで読みましたが、もはや最初のホラーの領域を離れて総門谷とか龍の棺を彷彿とさせる展開で作者の集大成には違いない。でも、ワクワクドキドキ感とか恐怖感は前巻に比べて低く、ちょっと肩すかしだった。でも、キッチリと物語を終わらせてくれるということに作者の読者に対する誠意を感じます。物語の風呂敷を広げるだけ広げて放り出すあの作者とかあの作者には是非見習ってもらいたいものです。表紙だけ見ると不気味すぎるんだけどなぁ、私的には好きな話です2013/12/31

きつねこ

28
大好きな高橋先生!最終章をようやく読みおえました。前作あたりから、あれ?ちょっと違ってきたぞ、と思いつつ、最後はあっちの世界に行っちゃいましたね。竜の棺のような世界感で終わり、落ち着いたようなつまらないような。初期のようなホラーでミステリーな不思議な雰囲気が好きでした。チームの一体感は大好きで彼らの語りを読むと何故か私まで古巣にかえったような気がします。シリーズの短編新作が出ないかなあ。2014/03/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7841228
  • ご注意事項

最近チェックした商品