ドラゴンフライ

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  • サイズ B6判/ページ数 462p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041104941
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

多摩川で発見された男性の猟奇死体。再集結した鏑木率いる4人の特別捜査班が事件を追い、トンボの里として有名な群馬県の飛龍村へとの関係を突き止める。だが、ダム建設と幻の巨大トンボを巡る謎に巻き込まれ……。

内容説明

多摩川の河川敷で発見された猟奇死体。臓器を抜き取られ、黒焦げにされた遺体の下からはトンボのペンダントヘッドが発見された。警視庁捜査第一課の警部補・鏑木が率いる4人の特別捜査班は再結成し、手掛かりを元に群馬県の飛龍村へ向かう。そこはトンボの里として有数の沢がある村で、被害者はトンボ研究に熱心だった村出身の青年・遊介と判明する。だが彼の死後、幼馴染みの盲目の女性・泉美に遊介本人からの電話が掛かってきていた。鏑木たちは群馬県警と協力して不可解な謎の解明に乗り出すが…。村で起きた20年前の事件、ダム建設、3人の幼馴染み、幻の巨大トンボ―複雑に絡まる糸から鏑木たちが導き出す「真実」とは!?

著者等紹介

河合莞爾[カワイカンジ]
熊本県生まれ。早稲田大学法学部卒。現在、出版社勤務。2012年、初投稿作『デッドマン』(応募時「DEAD MAN」より改題)で第32回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

178
デッドマンに続いて。何と言えばいいのか・・・前作よりは好きでした。しかし前作で感じた不満な点がそのまま。結局ややパンチ不足な評価。この著者は、おそらく本格ミステリも好きな方なのでしょうが、変なところで人物描写が本格ミステリ的。泉美や静江や田沼の描写がそう。淡々とし過ぎていて盛り上がらない。鏑木班のメンバーのやり取りも、コミカルで良い、という人もいますが、私はイマイチのめり込めません。特に正木。どんどん薄っぺらくなってきて、しかも輝く場面がない。次作が一番気になっていたので、このまま読み進めます。2016/06/26

ダイ@2019.11.2~一時休止

156
鏑木特捜班その2。トンボが鍵を握る事件を追っていく。面白かったけど最後あっさりしすぎじゃない?2016/09/08

さっこ

70
鏑木特捜班シリーズ第2弾。今作も読み応えありました。河川敷で発見された猟奇死体。捜査線上に浮かびあがってきたのは、ダム建設で消滅した群馬の過疎地で起きた20年前の殺人事件。全盲の少女と二人の少年の強い結びつき。いつまでも子供たちが幸せでいられたら良かったのにと切ない気持ちで読みました。相手を思いやり、守りたいと願ったその心だけが「真実」だった。鏑木班の面々も良き。2020/12/20

BlueBerry

70
奇想天外な話ではなくて順当に推理出来て、それが大体当たっているので作中の刑事と共に推理していく楽しさが味わえました。逆に言えばどんでん返しとかはなかったから、そうゆー意味での感動は無かったかな。でも、割と好きなタイプの推理小説だったと思います。序盤◎中盤○ラスト◎2014/07/16

よんよん

69
ダム湖に沈んでしまうことになった飛龍村。そこで育った幼なじみ。トンボにまつわる出来事が、殺人事件を追う刑事鏑木、正木、姫野の前に、、、前作の澤田も加わり、思いつきとも思える捜査を展開する。ちょっと無理があるでしょと思いながら、まあ楽しめて読了。三作目も読もう。2015/06/07

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