つくもがみ、遊ぼうよ

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041104095
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

深川の古道具宇屋「出雲屋」には、百年以上の時を経て妖となったつくもがみたちがたくさん!清次とお紅の息子・十夜は、様々な怪事件に関わりつつも、幼なじみやつくもがみに囲まれて、健やかに成長していく……

内容説明

江戸は深川。僅かな賃料と引き替えに、何でも貸し出す損料屋の「出雲屋」には、つくもがみという妖怪と化した古道具たちがたくさん!威張りんぼうで、そのくせ友情にあつく、噂話にお茶や焼き芋、いたずらが大好き―主夫婦・お紅と清次のひとり息子十夜と幼なじみの子供らは、つくもがみたちと様々な大騒動を繰り広げ、健やかに成長していく―。

著者等紹介

畠中恵[ハタケナカメグミ]
高知県生まれ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業。2001年、『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

124
お江戸の子供達はとかく忙しい。前作で目出度く夫婦となった清さんとお紅さん夫妻の息子の十夜。幼なじみの市助とこゆり。つくもがみ達との騒がしくも楽しい日常。皆に怒られて、皆に見護られて。口煩い両親たち、大らかな大人。三人が一緒に何かを出来る日はもう少しだけ。女の子は一足早く大人になって、男の子達は修業を初めて。でも、きっと辛い時にこの日々を、きっと思い出す。前作から十数年後のお話し。つくもがみはやっぱり子ども達と絡む方が楽しいけれど、清さんとお紅さんの新婚時代や、十夜を引き取ることになった経緯が気になります。2013/11/03

ちはや@灯れ松明の火

113
双六ひろげてサイコロ振って、今日は何して遊ぼうか。子が加わわればそれまでの暮らしはがらりと変わるもの。百年の齢重ねた出雲屋在住付喪神、人と妖の相互不干渉もどこへやら。きょうだい以上の幼なじみ、羽根つき、独楽まわし、子とろ子とろ、今日も今日とておやつ食べて喧嘩して仲直り。誇り高きがゆえにうっちゃる大人気、げに恐ろしきは子供かな。まだ見ぬ子を探す札差の父、盗賊、騙し屋、人さらい、金の臭いにつられてくる悪い大人たち。捨てる親あれば拾う親あり見守る付喪神あり、双六を進むが如く子は育ち、いつかは親へと成っていく。 2013/06/22

くりきんとん99

88
大分前に読んだ「つくもがみ貸します」の続編。ただ、出雲屋の主人夫婦の目線ではなく、数年後の子供たちの目線で書かれている。前作と同様、付喪神たちの活躍が見られる本作、ほのぼのでも時々ハラハラ。最初から最後まで楽しませてもらった。2013/04/22

文庫フリーク@灯れ松明の火

82
『つくもがみ貸します』続編。但し主人公は出雲屋のお紅&清次の子、十夜(とおや)11歳と、幼なじみの市助・こゆりの子供三人。気位高く、お紅・清次にも滅多に直接話をしなかった付喪神(器物が大切にされて百年経ち妖と化した者)も、幼子にとっては格好のおもちゃ。投げられ、振り回され、悲鳴を上げる付喪神たち。間に入った清次の前で相互不可侵条約締結(笑)のはずが、いつしか三人の子供を友と呼び、一緒に謎を解き、その身を守ろうとするお馴染みの面々。掛け軸の「月夜見」煙管の「五位」こうもり形の根付け「野鉄」帯留めの「黄君」→2013/04/12

紫綺

73
江戸は深川の古道具屋兼損料屋「出雲屋」に住みつく妖つくもがみと、彼らと大の仲良し3人の子供たちが次々と起こる謎や怪異をスッキリ解決する大江戸妖ファンタジー。ほのぼの楽しい時代もの。2021/12/30

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