閃光スクランブル

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041103708
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

死んだように生きてる場合じゃない

人気アイドルグループ、MORSE(モールス)に所属する亜希子は、自らのポジションを確立できず葛藤している。同期の卒業、新メンバーの加入と、亜希子を追い込む出来事が立て続けに起きる中で、年上のスター俳優・尾久田との不倫に身を任せていた。そのスクープを狙う巧。彼は妻を事故で亡くして以来、作品撮りをやめてパパラッチに身を落としていた。巧と亜希子が出逢った夜、二人を取り巻く窮屈な世界から逃れるため、思いがけない逃避行が始まる。互いが抱える心の傷を癒したものとは――。

著者略歴:
加藤シゲアキ
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。ジャニーズ事務所のアイドルグループNEWSのメンバーとして活動し、最新シングル「チャンカパーナ」が大ヒットを。個人としては「トラブルマン」「3年B組金八先生」「華和家の四姉妹」「花のズボラ飯」などのドラマ、バラエティ、舞台、ラジオなどジャンルを問わず多彩な活躍を見せている。

内容説明

5人組の女性アイドルグループ、MORSEのメンバー・亜希子は、年の離れたスター俳優の尾久田と不倫関係にある。パパラッチの巧は、ゲームに熱中するかのように亜希子のスクープを狙っていた。MORSEに押し寄せる世代交代の波に自分を失いかけている亜希子と、最愛の妻を失くして、空虚から逃れられない巧。最悪と思われた出逢いは思いがけない逃避行となって…。夜7時、渋谷スクランブル交差点、瞬く光の渦が2人を包み込む―。

著者等紹介

加藤シゲアキ[カトウシゲアキ]
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。ジャニーズ事務所のアイドルグループNEWSのメンバーとして活動するほか、ドラマや、舞台、ラジオなどジャンルを問わず多彩な活躍を見せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

morinokazedayori

170
★★★著者はジャニーズのNEWSのメンバー。辛い過去の囚人となり今の自分を肯定できずにもがいていたパパラッチとアイドルが、それぞれに自分を取り戻していく物語。芸能界の陰の部分が垣間見える面白さがある。2016/04/28

AKIKO-WILL

168
アイドルグループNEWSの加藤くんが描いた本だと知り、ミーハー気分で読んだらかなり内容が芸能界での話でもしや実際ありそうな感じで読んでいて、先がどうなるのか?気になり、引き込まれました。人気絶頂の女性アイドルグループの恋愛をスクープしようとする狙う元カメラマンの巧とそうとは知らず大物俳優と不倫する人気アイドルグループ1人、亜希子!それぞれの闇の部分を持っていたりと人物像が細かく描かれていて、面白かったです。ドラマになりそうな話ですね。やはり芸能界に活躍していないと書けない部分もあってドキドキしました。2016/05/07

風眠

153
ジャニーズアイドルが書いたという先入観があったけれど、途中からそんな事を忘れて物語にのめり込んだ。程よいスピード感、ちりばめられる音楽や映画、写真の話、場面が目の前に浮かび上がるような細かな、けれど説明的ではない描写。そのどれを取ってもアイドルが書いてみましたというレベルではない。物語の舞台は渋谷。あるアイドルグループの女の子と大御所俳優との不倫を軸に、パパラッチ、マネージャーなど芸能関係者が絡んでくる。芸能人はある意味で作られたもの。でも血も流すし傷つきもする人間なのだ。そんな思いでテレビの画面を見た。2014/10/14

紫 綺

129
妻とお腹の子を事故で同時に亡くしたカメラマンと、芸能人としての生き方に真面目すぎて心を病んだアイドルの、再生の物語。アイドル作家とか関係ないし。貪るように読んだ!面白かった!二作目でさらに進化している。次作が楽しみ♪2013/08/01

ひめありす@灯れ松明の火

106
スクランブル交差点、瞬かせた閃光が無ければあの悲劇は生まれなかった。スポットライトとフラッシュライト。スクランブルされた二つの閃光。スクランブル発進する二人の気持ちと逃避行。スクランブルされたテレビ画面。閃光によってひっかきまわされる人々の物語。著者はアイドル歌手ではあるけれど、劇中作ならばより刺激的なのは写真の方かな、と思います。亜希子が歌うさよならオルフェウスの歌詞よりも巧の撮る写真。その鮮烈な色の捉え方と選ぶ構図。写真の紹介の所がどれもイメージできて素敵。是非、加藤さんには写真も撮ってもらいたいです2013/09/28

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