出版社内容情報
七帝柔道に憧れ、北海道大学柔道部に入部。個性あふれる同期や先輩たちに囲まれ、厳しい練習をこなしていくが……。話題作『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』の著者が描く圧巻の自伝的青春小説。
内容説明
「七帝柔道」という寝技中心の柔道に憧れ、二浪の末、北海道大学に入学した。しかし、柔道部はかつて誇った栄光から遠ざかり、大会でも最下位を続けるどん底の状態だった。他の一般学生が恋に趣味に大学生活を満喫するなか、ひたすら寝技だけをこなす毎日。偏差値だけで生きてきた頭でっかちの少年たちが、プライドをずたずたに破壊され、「強さ」という新たな世界で己の限界に挑んでいく。悩み、苦しみ、悲しみ、泣き、そして笑う。唯一の支えは、共に闘う仲間たちだった。地獄のような極限の練習に耐えながら、少年たちは少しずつ青年へと成長していく―。
著者等紹介
増田俊也[マスダトシナリ]
小説家。1965年愛知県生まれ。北海道大学中退。北大柔道部で高専柔道の流れをくむ寝技中心の七帝柔道を経験、4年生の最後の試合を終えて部を引退し中退、新聞記者に。2006年『シャトゥーンヒグマの森』で第5回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞して小説家に。2012年『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で第43回大宅賞、第11回新潮ドキュメント賞をダブル受賞した。各社文芸誌で多彩なジャンルの小説を精力的に発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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