出版社内容情報
難事件も妄想推理でズバッと解決(するかも?)!
捜査一課に配属された宮藤希美には時に妄想の世界に没入する奇癖がある。パートナーの中年刑事・荻野相手に妄想珍推理を繰り広げるが、謎めいたバーテン御園生独にかかると何故か辻褄の合った推理に翻訳され……!?
内容説明
警視庁捜査一課に配属された宮藤希美(29・自称酒豪)には、ある奇癖があった。ひとたびスイッチが入ると、ところかまわず妄想の世界に入りこんでしまうのだ!先輩刑事・荻野(42・美少女オタク)相手に日夜、妄想じみた珍推理を繰り広げているが、謎めいたバーテンダー御園生の手にかかると何故か辻褄の合った推理に翻訳され…!?ラッシュ時の通勤電車で見つかったバラバラ死体の謎、オタクの聖地で発見された女装コスプレ死体の真相など都会を騒がすオカシな事件の数々をモーソー推理でズバッと解決。
著者等紹介
鳥飼否宇[トリカイヒウ]
1960年福岡県生まれ。九州大学理学部生物学科卒。18年の出版社勤務を経て、2000年に奄美大島に移住。01年『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsu
15
★3 タイトルと装丁に惹かれつい読んでしまった。5編の連作短編集。 「謎解きはディナーの後で」のようなのりを期待したが、 ミステリーとしてもお笑いとしても中途半端な印象であった。 2014/10/06
nari
9
まさか、そこまで妄想だったとは…。2015/11/11
きのこ。
7
はじめましての作家サン。表紙と帯にひかれて読んでみたものの、なんか(主人公の女刑事が)イメージと違うし、文章が中々読み進めず…設定的には面白いと思うんだけどなぁ?2014/08/07
いちこ。
6
謎解きはディナーのあとでテイストな感じかと思っていましたが、それとは違う感じでした。 妄想癖のある女刑事が主役ですが、イマイチ妄想癖が前に出て来なくて、惜しい感じがしました。なんとなく本文も読みづらく、ドラマ化とかで妄想癖部分を誇張したら輝く気がします!(≧∀≦)2014/07/04
Tomokazu Kumada
6
警視庁捜査一課に配属された「宮藤希美」(29‐自称酒豪)は、テレビの刑事ドラマの登場人物の様に、特徴となる物として黒いセルロイド縁の眼鏡を購入した所から物語が始まります。一度スイッチが入ると所構わず妄想の世界に浸ってしまう癖がある希美は、周りから「弛緩したカバ・マントヒヒの尻」の様な顔と呼ばれる同じ部署の先輩刑事「荻野正則」(42‐美少女オタク)と次々と発生する事件を一緒に捜査していきます。泥酔時に訪れるバー「ロッターズ・クラブ」のバーテンダーに話すと謎が解けるミステリー。設定は良かったと思うがイマイチ。2012/11/22