小説講座 売れる作家の全技術―デビューだけで満足してはいけない

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小説講座 売れる作家の全技術―デビューだけで満足してはいけない

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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041102527
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

プロ作家たちも絶賛する小説講座の決定版!

大沢在昌さんが「一人称の書き方」「キャラクター造形」「プロットの作り方」など項目別に、自身の経験も交えながら実践的・具体的に解説。連載時に複数の現役作家からも大きな反響を呼んでいた講座の単行本化。

内容説明

200以上ある文学新人賞から毎日多くの作家が誕生しているが、数年後に残るのはわずか数パーセントにすぎない。30年以上にわたりトップを走り続ける著者が、作家になるために必要な技術と生き方のすべてを惜しげもなく公開する小説講座の決定版。

目次

第1部 講義(作家で食うとはどういうことか;一人称の書き方を習得する;強いキャラクターの作り方;会話文の秘密;プロットのつくり方;小説には「トゲ」が必要だ;文章と描写を磨け;長編に挑む;強い感情を描く)
第2部 受講生作品講評(課題A(原稿用紙四〇枚)ラストで「ひっくり返す」物語を書く
課題B(原稿用紙五〇枚)「自分の書きたい世界」を書く
課題C(原稿用紙四〇枚)テーマ競作「バラ」と「古い建物」を入れた物語を書く
課題D(原稿用紙三〇枚)テーマ競作「恐怖」の感情を書く)

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年愛知県生まれ。慶應義塾大学法学部中退。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。86年『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞長編部門を受賞。94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞を、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞を受賞。10年、日本ミステリー文学大賞、12年『絆回廊 新宿較10』で日本冒険小説協会大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

144
良い本だった。大沢さんの作家講座の講義録。教科書のような体裁ではないので、ノートをとりながら読まないと、後で読み直したいことがどこに書いてあったか、探しにくそうだ。生徒さんと向かい合う姿は厳しい。年間1000冊くらいは読んでくださいと。初心者だと、デビューした後の心配、とくに編集者との付き合いの悩みなど気が早すぎる気がするが。重要なことらしい。大沢さんの小説というものに対する姿勢は伝わってきた。(大沢さんは先生と言われるのが嫌だという。)2019/04/22

hiro

135
もちろん作家になろうと思って読んだわけではない。作家が小説を書くために使う技術とは、どのようなものか興味があり読むことにした。読んでみて、その技術を今まで読んだ小説にあてはめてみると、なるほどと思うことも多かった。しかし、この本は小説を書くための技術論だけなく、作家になるため、そしてなってからの心得、モチベーションの持ち方、多くの本を読むことの必要性、推敲・辞書を引くことの重要性、文学賞、編集者・作家同士のつき合い方までも書かれていて、この本を読んで、作家という職業に今まで以上に興味がわいてきた。2013/01/22

青蓮

96
ノラさんから送って頂いた本。小説の書き方について、一人称の書き方からキャクターの作り方、会話文のテクニック、プロットの作り方など基本的な技術を実際に行った講義を元に書籍に纏めた物。参考になることばかりで興味深く読みました。読みながら自分が書く時に足りないのは話に捻りがない、キャラクターを作り込めてないという点。でも結局のところ小説を書くのに一番必要なのは「着眼点」と言うこと。どれだけ真新しい切り口で書けるかが勝負。ネタを思いついたら色々な角度から考えたり、別のネタをくっつけてみたり、只管考え抜くことが大事2019/04/09

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

55
デビュー作だけで消えていく作家、今でも最前線で活躍する作家、作家の技術について書いてはあるけど、それ以上に作家として生きていく生き様について読ませてもらった気がします。でも、作者の本を少ししか読んでいないので、これから他の本も読むことにしようと思います。2013/04/28

つーこ

52
毎日何かしらの小説を読んでいる私でも、小説を書いてみようと思ったことは一度もない。でも、普段手に取っている本にはこんなに色んな技術が隠されていたんだと面白く読んだ。出版業界の縮小問題なんかも書いてあり、この本を図書館で借りて読んでいる私はちょっと心が痛かった。2019/03/03

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