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出版社内容情報
真の「国難」に日本人は気づいているか――? 気鋭の知日派が問う!
震災後の日本は”見えない罠”に取り囲まれ、大きな危機を迎えている。罠は5つある。TPP、財政緊縮、沖縄基地問題、そして――。欧州から日米を30年間見つめてきたジャーナリストの日本論、書下ろし緊急出版!
内容説明
震災後の日本を追い討ちする“本当の危機”を直視せよ!
目次
序 アメリカ、EUの危機と日本の“罠”
第1章 TPPの背後に潜む「権力」の素顔―第1の罠
第2章 EUを殺した「財政緊縮」という伝染病―第2の罠
第3章 脱原子力に抵抗する「非公式権力」―第3の罠
第4章 「国家」なき対米隷属に苦しむ沖縄―第4の罠
第5章 権力への「無関心」という怠慢―第5の罠
著者等紹介
ウォルフレン,カレル・ヴァン[ウォルフレン,カレルヴァン][Wolferen,Karel van]
ジャーナリスト、アムステルダム大学名誉教授。1941年、オランダ・ロッテルダム生まれ。72年よりオランダ「NRCハンデルスブラット」紙の東アジア特派員、82年より日本外国特派員協会会長を務め、「フォーリン・アフェアーズ」誌、「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」紙などに寄稿している
井上実[イノウエミノリ]
翻訳家(英語・中国語)。早稲田大学法学部卒。英字新聞記者を経て中国留学。その後、大連大学東北史研究センター研究員となり、中国東北地域の現代史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rubik's
37
★★★★☆2019/07/21
金吾
23
十数年前の本であり、結果として予測が外れた部分や同意できない部分はありましたが、罠に日本がはまるという全体像は今に続いているように感じます。他の著書も読んでみようと思いました。2025/09/01
ふぇるけん
8
TPP、原子力、日米関係と日本を取り巻く『罠』についてわかりやすくまとまっている。TPPは経済目的ではなく政治目的である、日本はもっと主権国家としての自覚を持つべき、など一つ一つが納得できる内容だった。こういった日本を長年見ている外国人の視点って重要ですね。2012/12/28
神崎
6
民主主義は不完全なシステム。というのは衆愚化する恐れがあるからと、思っていたが、資本主義体制ならば金権政治化することもある。なんて簡単なことに気づかせてくれた。2012/11/01
正助
4
大変冷静に日本の現状を見ている内容と思いました。特に第五章が述べている「無関心」という罠は日本人が陥っている大きな問題ではないでしょうか。2012/09/20
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