内容説明
やわらかな少年の声が、地球の、人類の、破滅を告げた。人間を傷つけることを禁じられたはずのロボットが、噛みつき、銃を手に取り、人間たちを狙い定め冷酷な殺害ゲームを開始した！キーワードは、ロボット防衛法。ありとあらゆる電気制御製品が反乱に参加、コントロールを失った世界で、人々は自分を護るため武装蜂起を始めた。ちっぽけな少女、マチルダを中心として―。
著者等紹介
ウィルソン，ダニエル・Ｈ．［ウィルソン，ダニエルＨ．］［Ｗｉｌｓｏｎ，Ｄａｎｉｅｌ Ｈ．］
オクラホマ州出身。人工知能の修士号とロボット工学の博士号を持つ。ロボットをテーマにしたノンフィクションを多数執筆。『ロボポカリプス』が小説のデビュー作（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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GaGa
39
多視点の一人称で初めは読みにくくて仕方なかった。だが、物語を読み進めていくと粗削りながらも面白い！新しいところがあるかって言えば、首を捻らざるを得ないが、終盤になって９０２型アービターが出てくると、これはある意味ベタな盛り上がりがある。映画原作としては非常に向いていると思うので、スピルバーグの映画も楽しみにしたい。2013/04/19
すけきよ
6
面白いかと訊かれれば、リーダビリティいいし、まぁ、面白いと思うんだけど、読み始めて早々に激しい既視感。読み進めれば進めるほど、それは強まっていく。『WORLD WAR Z』にそっくりなんだよね。改めて見ると、題名のニュアンスも似てるし。冒頭でお断りがあるものの、戦争に決定的な影響力を持った人々のみが取り上げられているため、オーラル・ヒストリーの良さがでておらず、どうにもフィクションっぽい。特にマチルダの都合の良さは冷める。ただ、日本の職人のおっさんのエピソードは、町工場SF的に胸熱。2012/12/31
ゆき
3
映画化するんですか・・・うん。映像で魅せるほうだとおもいます。文だと、ちょっと迫力がよくわからない。2013/08/15
木曽のあばら屋
3
アメリカ的・ハリウッド的・何も考えずにかる～く読める小説だなあと思いながら読み終えたら、案の定映画化決定！とのこと。 素敵なアメリカン・アクション・SF映画ができることでしょう。 悪役アーコスが薄っぺらいなぁ。 「正義の反対は悪じゃないんだ、正義の反対はまた別の正義なんだよ」（by野原ひろし）を感じさせて欲しかった。 まあ気楽に読めます。2013/03/09
ヴィオラ
3
◆多少ネタバレ◆読みやすい、分かりやすい…世間で多少の悪意を持って言われる「いわゆるハリウッド的」な作品。ロボットは出てくるけれど、これをＳＦ小説と呼びたくはないなぁ…(ﾉ_-｡)覚醒って何？マチルダの能力も唐突で都合良過ぎでしょ？読みたいと思う部分に限って書かれていないというストレス…(- -；)少なくとも、ラストの大ボスが単体として存在しちゃってる時点で、ＳＦとしては何十年も遅れちゃってるよね？中途半端にドキュメンタリー的な部分も、特に意味は無かったように感じました。これなら純粋に「小説」にしちゃった2013/01/13
