出版社内容情報
なぜ反逆者になったのか? 書き下ろし中国歴史長編!
隋が滅んですでに百年、盛唐の時代。ソグド人の血を受けたロクシャンは、遊牧民族同士の小競り合いが絶えない辺境の地で日本人と出会う。ロクシャンはやがて、玄宗と楊貴妃の寵臣に昇り詰めるが・・・。書き下ろし。
内容説明
国際色豊かな唐帝国の全盛期、玄宗皇帝の時代。遊牧民族の小競り合いが絶えない辺境の地で、ソグド人の父と突厥の母をもつロクシャンこと安禄山は謎の日本人・井真成と出会った。商才を磨きながら武人としての出世を重ねた安禄山は、豊かな経済力を背景に、ついに中央で皇帝と楊貴妃の寵臣に登りつめる。皇帝はその気っ風の良さを、楊貴妃はその奔放さを愛した。しかしそれは、飽くなき権力闘争の幕開けに過ぎなかった。楊貴妃一族が台頭する宮廷で、楊国忠を中心とする漢族の敵対勢力が、雑胡・安禄山の前に立ちはだかる―。
著者等紹介
塚本青史[ツカモトセイシ]
1949年岡山県倉敷市生まれ。同志社大学卒業後、印刷会社に勤務するかたわらイラストレーターとして活躍。96年、『霍居病』でデビュー。歴史時代作家クラブ幹事。日本作家クラブ理事。塚本邦雄創刊の歌誌「玲瓏」発行人も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



