キツツキと雨―ユートピアを探して

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041100912
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

普通が一番おもしろい!「キツツキと雨」の壮大なプロローグ

映画『キツツキと雨』の前日談。映画のロケハン部隊が撮影のベストスポット=ユートピアを求める最中で出会う、普通の人々のおかしな物語。

内容説明

映画のロケハン部隊が撮影のベストスポット=ユートピアを求める最中で出会う、普通の人々のおかしな物語。映画『キツツキと雨』の前日談。

著者等紹介

沖田修一[オキタシュウイチ]
1977年、埼玉県出身。2001年、日本大学芸術学部映画学科卒業。短編『鍋と友達』(’02)が第7回水戸短編映像祭コンペティション部門にてグランプリを受賞。初長編監督作品『このすばらしきせかい』(’06)は、池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開され、好評を博す。『南極料理人』(’09年)でブレイクし、気鋭の監督として脚光を浴びる。映画のほか、テレビドラマの脚本・演出も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

44
映画目当てでしたが、まずは本から。映画をつくるという夢のような仕事と日々静かに時が流れる街で暮らす人々の交わり。観光課と言えどもめったに目立った観光名所があるわけではないから、日常を逸脱した感情がよく感じられる。映画作成と言う凡人からは考えられないような視点とかね。何かを作り出すってすごくエネルギーを要する。でもそのエネルギーが自分の中にあることに気付けた瞬間の気持ちって味わってみたいなぁ。映画作成側と観光課のテンポの違いがいい波長を生み出したような気がする。役所さん&小栗の映画の姿をぜひとも観てみたい。2012/04/04

花花

15
映画がとても好みだったのでこの本もずっと読みたくて。映画の原作ではなくてその前という設定なのだけど、もう映画のイメージそのものという感じ。ほのぼのしててプッと笑えてホントに面白かったです♪DVDをまた観たくなりました。2013/01/15

かめぴ

13
星野源繋がりで。いつになったら役所広司が出てくるのかと思いきや…映画前だったのかぁ(ここで知りました)残念!映画は観てないけどもエンドロールで流れる「フィルム」の空気感がいいなと読んでみた。メールの最後に、落ちついてください、は使ってみたい笑。相対する関係性がツボ。2019/04/10

ぺんぎん

13
前情報なしで読んだもんだからタイトルのイメージと違いすぎて何がなんだか…。とりあえず映画「キツツキと雨」の前日談らしい。ゾンビとか苦手なんで途中にあるシナリオがなんとも…でもテンポがいいので軽くサラっと読める。2012/02/28

プーさんママ

6
映画の前日談。映画を先に見ていたので全体に流れる雰囲気とか、間に挟まれる脚本とかどっぷり浸かることが出来た。馬鹿馬鹿しいんだけと面白い。ロケハンに振り回される観光課の3人が段々映画製作の世界に引き込まれ一生懸命になっていく様子が微笑ましい。エンドロールに○○町の皆さんとか出てきても気にもしなかったけど、撮影の前から色んな人達が関わっているんだなぁ。最後のページが映画の冒頭に繋がるのかな。これから役所さん演じる克彦さんと出会って、小栗君演じる幸一が成長していくんだね。なんだかもう一度映画見たくなってしまった2012/03/07

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