出版社内容情報
安彦良和の伝説的原画がいま蘇る!
劇場版ガンダム大ヒットの原動力となったアニメーションディレクター安彦良和自身による原画の数々を集成。その生原画に背中を押されてアニメ界に入った庵野秀明の責任編集による30年目にふさわしい記念碑的一冊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
19
そもそも原画とは、本来陽の目を見ないものだ。しかし、アニメーションにおいて、その基礎、土台となる存在であり、まさしくなくてはならないものなのだ。本書は、『機動戦士ガンダム』TV版、および劇場三部作で、安彦良和が描いた原画を収録している。絵のうまさはもとよりだが、活き活きとしたキャラクターの表情、そして動きが印象的だ。そこにはすでに、アニメーションとしての躍動が感じ取れる。いかにキャラの心情を表現するか、いかにモビルスーツをかっこよく見せるか、そのために安彦の筆は、ときにはデフォルメも恐れない。(つづく)2013/11/04
参謀
2
ガンダム展でも安彦氏の原画を見て、ファーストガンダムの人気はMSだけでなく、安彦氏のキャラの表現も大きく関わっているということを再認識しました。これなら欲しい人はたくさんいると思います。2015/07/30
Chihoish
1
初めてガンダムを観た時から安彦良和氏の絵にとりこ。ガンダム展に行った時の生原画に鳥肌でした。こんな絵が描けたら……2018/04/30
ARO
1
原画集の中でもこれほど中身と価格の差が激しいものはない。もちろん安すぎて。2013/06/03
刷子筆男
0
読み返すに、つくづく一種の奇跡。だってこれ、30年以上前の「アニメの原画」スよ!? 超スピードで大量に描かれたものに、なぜ普遍的な価値が宿り、とんでもなく豊かな表情や動きが感じられるのか。ガンダムという作品の成功で奇跡的に残った品々だが、「……すげぇよな」という感想しかない。陳腐な言い方しかできんが、うまい。超絶才人。そんだけである。個人的には、巻末の×板野一郎×庵野秀明との鼎談(専門用語乱発、ディスり多数)が大傑作。心の狭い脚本家ならキレるかね? しかし……多分、原画こそが正義なのだ、アニメは。2014/10/07
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