出版社内容情報
山田悠介 最新作!
人間が死ぬまでの寿命がカウントダウンとして見え、しかもその寿命を変えられる存在がいたら――!? そんな不思議な力を持つ名無しの少年が、人類の運命を握っていたら?山田悠介が描くナナシの“運命と命”の物語
内容説明
「俺たちには人の“死ぬまでの時間”が分かる特別な力がある―」人間が死ぬまでの寿命がカウントダウンとして見ることができ、しかもその寿命を変えられる存在がいたら!?そしてそんな不思議な力を持つ名無しの少年少女たちが、人類の運命を握っているとしたら―?『スイッチを押すとき』に続く山田悠介が描くナナシの“運命と命”のゲーム。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年生まれ。2001年のデビュー作『リアル鬼ごっこ』(文芸社/幻冬舎文庫)が若い世代に支持され、大ベストセラーとなる。以後、新境地を開く作品となった『パズル』(角川書店)もヒットし、ロングセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
60
初読。てっきりホラーで救われない展開になると思ったが、心暖まる話でまとまった。認知症の女性に息子と間違われ、寄り添ってくらすシシャがよかった。2012/12/25
あむ
49
感動できました。最初は人間を嫌いだった使者たちが人間と出会うことで変わっていく様子にも、心を打たれました。しかし、運命は変えない方がいいのですね(´・ω・`)2013/01/20
美紀ちゃん
46
テクちゃんの時間を無駄に知らない人へ分けすぎて、その事で玖美は罪悪感を覚えたり、話が展開したりするのかと思って読んでいたけど、そうはならなかった。名のないシシャだけど人から大切に思われる事で名前をもらい、名前が付いた使者はだんだんと人間に近づいていく。人間らしい生活をしていくうちに、自分より相手が大切という気持ちが大きくなる。それが“愛”かもね。2012/07/05
そのぼん
33
山田悠介の作品群の中ではブラックさというか、怖さは少ない作品だと思いました。残りの寿命が見えるという設定は某漫画を彷彿とさせる感じでしたが、それなりに楽しめました。2011/12/16
maiko
22
他の山田作品とは少し雰囲気の違う話。成長しないシシャ達のまわりとの時間の流れが描かれててわかりやすかった。でも、みんな幸せなイイコになったのは、できすぎかな?珍しくハッピーエンドで爽やかに終了。2013/01/05