出版社内容情報
世界を破滅に追いやる悪魔――「666」は誰だ!?
フルシチョフの狙い通り、次々と解き明かされる「666」の“真相”に追い詰められるケネディ。しかし土壇場になって驚天動地の秘密が解き明かされる。キリストが封印した「666」の暗号は人類に何を告げるのか?
内容説明
核戦争のタイムリミットが刻々と迫る中、聖書学者・若泉ケイの力を得て暗号解読に邁進するホワイトハウス。しかし、ソ連最高指導者フルシチョフの狙い通り、次々と解き明かされる「666」の“真相”に、アメリカ大統領ケネディは追い詰められる。世界を危機から救うため、ケネディがある覚悟を決めたそのとき、“アインシュタインの遺言”と出会う。そこには、驚天動地の秘密が解き明かされていた―。暗号ミステリの衝撃作、完結篇。
著者等紹介
中見利男[ナカミトシオ]
1959年、岡山県生まれ。作家、ジャーナリスト。該博な知識と徹底した取材力、そして斬新な視点を駆使し、小説、ドキュメンタリー、評論、解説書など数多く手がける。伝奇時代小説『太閤の復活祭 関ヶ原秘密指令』(角川春樹事務所)が「2001年度本の雑誌が選ぶ総合ベスト10」で第7位にランクイン。また、『軍師の秘密』(以上、角川春樹事務所)が、「プレジデントの選ぶ傑作歴史小説100選」に選定された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sayan
6
上巻を読了してから少し時間がたったが、スピーディな展開で面白かった。(ただし、暗号はこじつけ感が個人的に強いのだけれども)特に、大統領側とペンタゴンがエクスコムで対決する場面、また大統領とソ連側首脳が「メモ」を通じた交渉は興味深かった。ただ、最後の「オチ」はちょっと狙いすぎたかなと思った。2017/08/05
ren5000
6
うーん。。。ちょっと最後の着地がいまいちかなぁ。暗号の解読がこじつけめいてくどかった。2012/10/14
てっしー
3
んー。失速かな?上巻で666の謎の解き方自体はほぼ明らかにされているので、下巻においてそこまで驚くような展開はなかったですね。キューバ危機の背景をハラハラドキドキしながら知るという意味では、楽しめましたが。聖書を何度か通読し、この本を読む前に「ヨハネの黙示録」を一度読み通した立場からすると、ちょっと浅いかな…。特に黙示録には、666が述べられている箇所以外でも、謎に満ちた部分はいっぱいあるので、その他の部分ももっと掘り下げて欲しかったですね。2012/05/20
とらきち
3
暗号の決着は、いまいち、こじつけめき・・・終盤のバトルシーンは、おそろしく陳腐なホラー化・・・せっかくの題材が残念なC級エンターメントに 堕ちてしまった2012/03/18
しの
2
ほほぉ。キューバ危機、ちゃんと勉強しなくちゃ。実際の出来事を知っていて、初めて「そういう解釈があったかー」って思えるはず。2012/05/27