出版社内容情報
死を想え、生を見つめよ――。遺品をめぐるゴシック・ミステリ開幕!
夜な夜な消える写真家の遺作、老実業家が遺言書に仕掛けた奇妙なゲーム、届かなかった恋人からの贈り物……。遺品蒐集家・高坂和泉が遺品をめぐる謎を解き明かす! 生と死を見つめるミステリ・エンタテインメント!
内容説明
遺品蒐集を趣味とする高坂和泉は、コレクションに囲まれて満ち足りた日常を送っていた。だが、死を描いた一連の絵画“死者の行進”を追う内に好奇心旺盛でお節介な駆け出しカメラマンの彩乃に出遭い、遺品をめぐる厄介な事件に関わることに…。遺児の元に現れるお化けの正体、老実業家の奇妙な遺言ゲーム、亡き恋人からの最後のプレゼントの行方…和泉の“鑑賞眼”によって暴き出される真実とは!?生と死をつなぐミステリ・エンタテインメント。
著者等紹介
鈴木麻純[スズキマスミ]
1985年静岡県生まれ。2007年にwebサイト「Nosferatu」を開設し、創作小説を書き始める。08年、「蛟堂報復録」で第1回アルファポリスミステリー小説大賞を受賞し、09年に同名小説をまとめた単行本でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおる
8
題名から想像してしまう内容とは少し違うような印象でした。遺品蒐集というか、審美眼と言うか、サイコメトラーというか....2016/11/28
シュウ
8
表紙で読むことを決めた本。設定は嫌いじゃない。思っていたのと、雰囲気が違ったかな。続編あるとは知らなかったな。2015/03/17
リタ
8
死者が残した遺品から、死者の想いを“観る”ことのできる遺品蒐集家・高坂和泉。この本には、彼が遭遇する三つの遺品に纏わるエピソードがおさめられています。どのお話も、和泉が導き出した死者の想いによって生者の今が動き出している。それが幸か不幸かは生きてる者が決めること。和泉はあくまで鑑賞者です。でも読んでいるとだんだん和泉が変化していくのがわかってきます。最初は誰かを救うことに無関心だった彼が、遺品によって前を向いて欲しいと願うようになる(彩乃の影響?)。死を想うから生きられる。遺品は死者からのギフトなのです。2014/09/10
ao
7
う~ん。素材はいいと思うのですが…なんだろ。中途半端感が。シリーズのようなので色々固まってこれば面白くなるのかな?とりあえず、国香さんとは気が合わなくて、藤波さんのやった事は余計なお世話だと思う。2013/11/04
もあ
6
遺品蒐集を趣味とする高坂和泉は、コレクションに囲まれて満ち足りた日常を送っていた。だが、死を描いた一連の絵画“死者の行進”を追う内に好奇心旺盛でお節介な駆け出しカメラマンの彩乃に出遭い、遺品をめぐる厄介な事件に関わることに…。遺児の元に現れるお化けの正体、老実業家の奇妙な遺言ゲーム、亡き恋人からの最後のプレゼントの行方…和泉の“鑑賞眼”によって暴き出される真実とは!?生と死をつなぐミステリ・エンタテインメント。2018/01/11
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