内容説明
名門武家の娘・黎木蘭は、後宮で姿を消した姉を捜すために宮女になる。そこでは様々な恐ろしい噂が飛び交っていた。ある日、言いがかりをつけられて罰を受けた帰り、黒い官服をまとった美貌の男と出会う。彼の足下には、首と胴が切断された死体があった。「殺される」と思った木蘭は、大急ぎで自室に戻る。しかし死体に見えたものは「〓屍(キョンシー)」という怪物だと知る。実は後宮には秘密があり、黒衣の男は9年ぶりに再会した許婚で―。
著者等紹介
朝田小夏[アサダコナツ]
1980年静岡県生まれ。Hartnell College卒、The Art Institute of Seattle卒。『天命の巫女は紫雲に輝く 彩蓮景国記』で第4回角川文庫キャラクター小説大賞“優秀賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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