角川文庫
ロード・エルメロイ2世の事件簿〈8〉「case.冠位決議(グランド・ロール)〈上〉」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041099605
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

不気味にうごめくハートレスの足跡を辿るべく、調査していたエルメロイII世とグレイのもとにもたらされたのは、『冠位決議(グランド・ロール)』の知らせであった。
何人もの君主(ロード)と代行たちが集まるという会議に、無論エルメロイII世も召集されることになる。
しかし、このたび掲げられた問題は、貴族主義派、民主主義派の双方を揺さぶり、魔術協会全体を混乱に陥れる陰謀の渦だった。
時計塔の地下に広がる大迷宮と、その生還者。
謎の、連続失踪事件。
そして、いずれ劣らぬ時計塔の支配者たち。
『ロード・エルメロイII世の事件簿』、最後の舞台の幕がいま開く。

内容説明

君主を集めて行われる時計塔の最高決定機関『冠位決議』開催の報が、エルメロイ2世にもたらされた。時計塔の地下に広がる大迷宮『霊墓アルビオン』が此度の議題にあげられると知った2世は、宿敵ドクター・ハートレスの足跡を追うとともに、練り込まれた陰謀の罠をかいくぐるべく情報収集を始める。魔術協会全体を揺るがす二大派閥の対立、アルビオンからの生還者と連続失踪事件。無数の神秘が絡み合い最終章が幕を上げる。

著者等紹介

三田誠[サンダマコト]
ライトノベルの執筆を中心に活躍。近年では、TRPGリプレイ形式の創作物『レッドドラゴン』のフィクション・マスター、漫画の原作など、多岐にわたり活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

51
時計塔の最高決定機関「冠位決議」が開催されるとの連絡がロード・エルメロイⅡ世の元に届くが議題すらわからない。そんな中、時計塔の他の君主から呼び出しを受け、どこまで情報を握っているかを探り合う頭脳戦が始まる。ドクター・ハートレスの暗躍を疑わせる情報が謎を深めていく。最終巻らしくこれまでの物語が前提となっていたり、過去の登場人物たちが登場するところは読み応えがある。月霊髄液を使ったミニ師匠が登場するのもおもしろい。2020/12/12

たち

39
突然の冠位決議を前にして、時計塔君主達の腹の探り合いが不気味です。ハートレスは弟子を殺したのか?死すらも曖昧な魔術世界でいったい何が起こっているのか?エルメロイⅡ世はハートレスの術式に何を見たのか?わからない事だらけですが、次へ行きますね。2022/01/21

りんご

14
今回は派手な戦闘は少なく、時計塔の権力闘争がメインの話となっている。しかし決して地味な話ではなく個人的に多いに盛り上がる話だった。ウェイバー達と時計塔の有力者との薄氷を踏むような危うい会話は、緊張感のあるシーンの連続で手に汗握った。ウェイバーやライネスが少ない手札で機転を効かせて凌いでいく様は華やかでこそないが、見ごたえがある。そしてなによりの見所は最後に明かされる宿敵の目的。その目的にウェイバーはどう考えるのか。グレイは何をするのか。続きが気になる。2021/01/05

miicha

12
とうとう最終章に突入。とても面白いけどグレイたんとライネスが大好きなので彼女たちとお別れするのがものすごく寂しい。まあまだ二冊もあるけどね!2021/01/09

水無月冬弥

12
三田誠先生(@makoto_sanda)の #ラノベ さまざまな陰謀が渦巻く中、ハートレスの軌跡を辿っていくわけですが、ハートレスの目的が、アレだったとは。ある意味、エルメロイの生涯の目的と合致するわけで、どうなるんだろう?そして、そんな中グレイたんの師匠好き好き描写がはさまれるのもいいですね。2021/01/03

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